GWTでJavaScriptを書かないAjax開発--第3回:国際化対応コンテンツの作成 - (page 3)

沖林正紀

2007-10-31 07:00

Javaソースコードの生成

 リスト3のプロパティファイルを元に、リスト1で生成されたGWTExample1Constants-i18nコマンドを実行すると、リスト4が生成される。これはConstantsを継承し、プロパティ名称をメソッドにしたインタフェースだ。

リスト4 生成されたソースコード

package gwt.example1.client;

/**
 * (省略)
 */
public interface GWTExample1Constants extends com.google.gwt.i18n.client.Constants {
  
  /**
   * Translated "クリックして!".
   * 
   * @return translated "クリックして!"
   * @gwt.key clickme
   */
  String clickme();

  /**
   * Translated "クリックした!".
   * 
   * @return translated "クリックした!"
   * @gwt.key clicked
   */
  String clicked();
}

 これをアプリケーションに組み込んで日本語のメッセージを取得できるようにするには、リスト5のようにfinalでGWT.create()によりインスタンスを生成し、必要に応じてメソッドを実行する。

リスト5 アプリケーションに組み込まれたインタフェース

import com.google.gwt.core.client.GWT;
// ..... (省略) .....
final GWTExample1Constants ex1Const = (GWTExample1Constants)GWT.create( GWTExample1Constants.class );
final Button button = new Button( ex1Const.clickme() );  ← 「クリックして!」
final Label  label  = new Label();
// ..... (省略) .....
label.setText( ex1Const.clicked() );  ← 「クリックした!」

 最後に、アプリケーションが国際化対応したことを示す設定を、リスト6でコメントをつけた行のように設定ファイルに追加しておく。これがないとアプリケーションを実行できないので注意しよう。

リスト6 設定ファイル(GWTExample1.gwt.xml)に追加


  
  
  
  

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