電通国際情報サービス(ISID)は11月1日、エリジオンと共同で、Visual BasicまたはDelphiで作られたアプリケーションの画面を、Adobe AIRやAdobe Flexに変換するツール「Coraleef」を開発したと発表した。2007年11月から販売を開始する予定。また、VBやDelphiの画面を変換する製品版とは別に、HTMLの画面を変換するCoraleefHTMLの無償提供を開始している。
Coraleef開発の背景には、操作性に優れたWebアプリケーションの開発に、RIA(Rich Internet Application)が有効であるというISIDの認識がある。
「Coraleef」は、VBやDelphiのフォーム情報を読み取り、内部に記述されたVBやDelphiのコンポーネント定義を、Flexのコンポーネント定義に変換、MXMLファイルを瞬時に書き出し、画面変換作業における工数削減を実現するという。また、業務向けの複雑な画面であっても、数秒で画面情報の変換が可能だとする。なお、画面定義以外のロジック部分は変換対象外となる。Coraleefはサーバ側のロジックから独立しているため、AIRまたはFlexがサポートする任意のサーバ技術を利用することができる。