BEA、Tuxedo 10.0を発表

大野晋一(編集部)

2007-11-02 18:30

 日本BEAシステムズは2日、「BEA Tuxedo 10.0」を発表、同日より出荷を開始した。WebサービスやSSLなどのサポート改善により他システムとの接続を容易にしたほか、アプリケーション監視機能も強化されている。

 Tuxedoはトランザクション処理モニタ(TPモニタ)に分類される製品で、同社の製品ポートフォリオのなかでWebLogicとともに非JavaアプリケーションのTPモニタとしてインフラストラクチャを受け持つ。古くはAT&Tで開発され、WebLogic以前から存在するものだ。ミッションクリティカルシステムのインフラストラクチャに広く採用されている。

 今回のバージョンではTuxedo・Jolt・SALTでSSLをサポートしたほか、パスワードでAESに対応するなどセキュリティ面が強化された。また、IBM WebSphereのMQとの接続が容易になり、WebSphereアプリケーションの書き換えなしに通信可能となった。

 また、TuxedoアプリケーションをWebサービスへ公開するSALTが2.0にバージョンアップ、TuxedoアプリケーションからWebサービスの呼び出しが可能となったほか、WS-Security・WS-SecurityPolicyのサポートを実現した。

 さらに、アプリケーションのリアルタイム監視を実現するTSAMが提供される。Tuxedoに対してエージェントを導入し、複数のTuxedoアプリケーションを同時に監視するなどが可能だ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]