Javaアプリケーションでの処理
サンプルアプリケーションを実行するとボタンが表示されるが、その処理は概ねリスト1のように記述する。画面に表示するButtonオブジェクトをメソッド内で定義する場合はfinalとすることになっている。クラス変数で定義する場合はそうでなくても動作する。
ただ、リスト1はあくまでも最低限の例であって、アプリケーションがより複雑になればこの限りではないだろう。
リスト1 ボタンを表示させるJavaアプリケーションの構造(例)
package gwt.exmaple.client;
import com.google.gwt.core.client.EntryPoint;
import com.google.gwt.user.client.ui.Button;
import com.google.gwt.user.client.ui.ClickListener;
import com.google.gwt.user.client.ui.RootPanel;
import com.google.gwt.user.client.ui.Widget;
public class クラス名 implements EntryPoint {
// 最初に実行されるメソッド
public void onModuleLoad() {
// ボタンのウィジェットを定義
final Button button = new Button( "ボタンに表示するテキスト" );
// ボタンがクリックされたときの処理を定義
button.addClickListener( new ClickListener() {
public void onClick( Widget sender ) {
// ボタンがクリックされた処理
}
});
// ボタンを画面(RootPanel)に追加して表示させる
RootPanel.get( "表示位置のID属性" ).add( button );
}
}
スタイルシートの適用
Buttonに対しては、デフォルトで.gwt-Buttonというスタイルシートが適用されることになっている。他のウィジェットにもデフォルトのスタイルシートが割り当てられていて、これをCSSファイルなどで定義しておくと、デフォルトでその内容が適用される。
ボタンに表示する文字をデフォルトで大きくするには、たとえば以下のように指定すればよい。これを通常のスタイルシートと同様、HTMLの