活用ポイント(2)--複雑な仕事の構造を階層化する
■トピックの分割(送信)
マインドマップを使うと、1枚で仕事の全体像を見渡せるとは言っても、すべての詳細項目までを含めて1枚で見渡すのは無理がある。通常、1枚のマップで俯瞰できるレベルは、2レベルから3レベル程度だ。それ以上の階層を必要とする場合は、深いレベルのトピック以下を分割し、別のマップとして管理することを勧めたい。
MindManagerの送信機能を使うと、選択された任意のトピック以下を別マップに素早く切り出すことができる。
この機能を使うときは、任意のトピック上で右クリックし、コンテクストメニューから「送信」→「リンクした新規マップ」を選択する。
■マルチマップビュー
1枚のマップには、別のマップをサブマップとして関連づけることができる。これには、トピックの送信機能やハイパーリンク機能を使う。このような複数のマップで構成された情報に素早くアクセスするには、マルチマップビューを利用すると便利だ。これによって、複雑な仕事の構造を整理し、シンプルに体系化することができる。マネジメント対象範囲を柔軟にコントロールできるのだ。
この機能を使う場合は、メニューの「表示」から「マルチマップビュー」を選択する。
■アウトラインビュー
MindManagerでは、標準のマップビューに加えて、トピックの階層構造をリスト形式で表示する「アウトラインビュー」に状態を切り替えることもできる。Word、PowerPoint、Excelにもアウトラインモードがあるため、このスタイルを見慣れている人も多いだろう。
全体をふかんする際には、放射状に描かれたマップビューを使用し、項目の序列や順序をレビューしたい場合にはアウトラインビューを使うといった視点の切り替えが柔軟に行える。
また、アウトラインビューにおいても、トピックの追加や更新、削除などの操作が可能だ。アウトラインビューで行った変更点は、もちろんマップビューにも反映される。
この機能を使う場合は、メニューの「表示」から「アウトラインビュー」を選択する。