Leopard解体新書--第4回:Behind the Time Machine - (page 2)

木下誠(HMDT)

2007-11-08 16:55

バックアップ情報はファイル属性に含める

 lsコマンドで表示してみると、ファイルの属性に'@'が追加されている。

Terminalで表示 Terminalでのぞいたところ

 このアットマークの表示は、Leopardで拡張されたlsコマンドの新機能だ。このマークは、そのファイルに拡張属性が追加されていることを表している。ファイルの拡張属性自体はTigerのときから導入されていたが、Leopardで本格的な活用が始まったようだ。

 どんな属性が追加されているのか見てみよう。それには、lsコマンドに追加された「-@」オプションを使う。「ls -l@」とコマンドを打てば、拡張属性の一覧が表示される。

ls -l@ Terminalから「ls -l@」と入力

 日付フォルダには、com.apple.backup.Snapshot*や、com.apple.backupd.Snapshot*といった属性が確認できるだろう。backupdは、Time Machineでバックアップを行うデーモンになる。また、バックアップされたファイルには、com.apple.metadata:_kTimeMachineNewestSnapshotや、com.apple.metadata:_kTimeMachineOldestSnapshotといった属性が追加されている。

 つまり、バックアップする際に生じたいろいろな情報は、ファイルごとに拡張属性として記憶させているようだ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI の可能性を最大限に引き出すためにできること—AI インフラストラクチャの戦略ガイド

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    ITSMに取り組むすべての人へ、概要からツールによる実践まで解説、「ITSMクイックスタートガイド」

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]