バックアップ情報はファイル属性に含める
lsコマンドで表示してみると、ファイルの属性に'@'が追加されている。
このアットマークの表示は、Leopardで拡張されたlsコマンドの新機能だ。このマークは、そのファイルに拡張属性が追加されていることを表している。ファイルの拡張属性自体はTigerのときから導入されていたが、Leopardで本格的な活用が始まったようだ。
どんな属性が追加されているのか見てみよう。それには、lsコマンドに追加された「-@」オプションを使う。「ls -l@」とコマンドを打てば、拡張属性の一覧が表示される。
日付フォルダには、com.apple.backup.Snapshot*や、com.apple.backupd.Snapshot*といった属性が確認できるだろう。backupdは、Time Machineでバックアップを行うデーモンになる。また、バックアップされたファイルには、com.apple.metadata:_kTimeMachineNewestSnapshotや、com.apple.metadata:_kTimeMachineOldestSnapshotといった属性が追加されている。
つまり、バックアップする際に生じたいろいろな情報は、ファイルごとに拡張属性として記憶させているようだ。