これが分かってこそ本物のオラクルマスター--Oracle OpenWorldよりマニア度テスト

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-11-14 13:24

 Oracleの共同創業者で最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏が米国時間11月11日、サンフランシスコで開催されているOracle OpenWorldにて開幕の基調講演を行った。タイトルは「30 Years Behind The Scenes at Oracle(Oracle30年間の舞台裏)」。ここでは、Ellison氏が講演でひもといたOracle30年間の歴史のうちのほんの一部をクイズ形式でご紹介しよう。

【問題】Oracleの以前の社名は?

  • A:Software Development Laboratories (SDL)
  • B:Laboratories Software Development (LSD)
  • C:BEL Systems (創業メンバーBob Miner, Ed Oates, Larry Ellisonの頭文字をとって)

【正解】Software Development Laboratories。Ellison氏は11日夕の基調講演を故Bob Miner氏を捧げたいと述べた。

【問題】Oracleが初めてSQLを使うリレーショナルデータベースを発売したのは1978年。最初に正式リリースされた製品のバージョンは次のうちのどれ?

  • A:Version 1.0
  • B:Version 2.0
  • C:Version 3.0

【正解】Version 2.0。Version 1.0は存在しなかった。Ellison氏に言わせると、「カリフォルニアからやってきた男4人から、Version 1.0を謳う製品を買う人などいないだろう」だそうだ。

【問題】政府との契約が順調に伸びて、創業間もない同社が収入を得られるようになった頃、Ellison氏は貸借対照表の科目ができず、周囲に助けを求めたという。さて、Oracleで最初に会計を担当したのは次のうちの誰?

  • A:ウェイトレス
  • B:H&Rの会計士
  • C:ピザ配達の少年

【正解】ピザ配達の少年。Ellison氏によると、創業から間もない頃のOracleは、夜ご飯にしょっちゅうピザを注文していたという。ある日、配達の少年と話していると、彼がカリフォルニア大学バークレー校で会計学を専攻していることが判明。少年は間もなく、Oracleの会計担当として雇われることになった。Ellison氏は「彼は大学は辞めたくないけど、会社の会計業務を手伝ってくれると言ったんだ。これに対してわれわれは『好きなだけ給料を持って行け。どうせ、僕たちは気付かないだろうか』と答えた」と振り返る。

【問題】やがて成長軌道に乗り、就職を考える大学生の間でプレゼンスが上がり始めると、Oracleはある学歴をもった人を採用しないように意識した。さて、同社が避けたのは?

  • A:MBA(経営学修士、Master of Business Administration)
  • B:数学学士
  • C:教育学士

【正解】MBA。Ellison氏はOracleをMBA取得者のいない空間にしたかったという。しかし、ある人物を採用する際にチェックが漏れてしまい、採用から何年も経ってから、MBAをもつ人物が社内にいることが発覚。Ellison氏日く「(現在エグゼクティブバイスプレジデントの)Ron WohlがハーバードのMBAを取得していた。Oracleの採用条件を本来満たしていないわけだが(採用してから何年間も)気づかなかった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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