Webメールを低コストで構築:ネオジャパン、Denbun POP版を発表

冨田秀継(編集部)

2007-11-14 19:40

 ネオジャパンは11月14日、ウェブメールシステム「Denbun POP版」を発表した。一般的なメールシステムであるPOPに対応することで、既存の環境に低コストで導入することが可能となった。

 Denbun POP版では、引き続きAjaxを活用したインタフェースを採用。Webブラウザの画面上でドラッグ&ドロップによるファイル操作、右クリックでポップアップメニューを表示させるなど、直感的な操作を提供する。また、携帯電話からの利用にも対応しており、NTTドコモ、au、ソフトバンクの主要3キャリアの端末に対応する。

 エンドユーザーの運用面では、IMAP版では1ユーザー1アカウントの制限があり、部門ごとに設けられた代表アドレスに届いたメールを閲覧する際には、個人アドレスから一度ログアウトし、代表アドレスに再度ログインしなければならなかった。今回発表されたPOP版では共有メールアドレスの設定が可能になり、複数人で1つのアドレスを共用できるようになった。

 管理者向けの機能としては、同社のグループウェア「desknet's」「desknet's Enterprise Edition」のグループとユーザーのインポートが可能。また、データベースに無償で利用できるPostgresSQLを採用することで、低コスト化、高速な検索を実現した。

 ライセンス体系は、新たに教育機関向けのアカデミック価格が用意されたほか、中小企業での利用を考慮し、標準価格、アカデミック価格の双方で10ユーザーライセンスからの購入が可能になった。価格は、標準価格で41790円(10ユーザー)〜315万円(5000ユーザー)、アカデミック価格で28140円(10ユーザー)〜262万5000円(5000ユーザー)。

 同社ではDenbun POP版リリースを記念して、11月14日から2008年3月末まで、標準価格の半額でライセンスを販売するキャンペーンを実施する。詳細は同社ウェブサイトのリリース記念キャンペーンのページを参照して頂きたい。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. クラウドコンピューティング

    生成 AI リスクにも対応、調査から考察する Web ブラウザを主体としたゼロトラストセキュリティ

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]