MindManagerで「見える化」実践! スマートなプロジェクト管理(4)--情報の管理と再利用を効率化しよう! - (page 6)

渡邉安夫(シンプル・ビジョン)

2007-11-19 08:00

活用ポイント(1):情報を素早くインプットする

■外部リソースのインポート

 MindManager Proでは、既に作成済みのWordファイルやProjectファイル、Outlookの仕事情報をインポートすることにより、すばやくマップを生成できる。

 ただし、Word文書をインポートする場合は、トピックに相当する見出しにそれぞれ異なるスタイルが設定されている必要があるので覚えておいてほしい。

 マップ上でふかんすることにより、線形に配列された情報では気がつかなかった抜けや漏れに気づくことができるメリットは想像以上に大きい。

 この他にも、Excelなどで生成できるCSVファイル(カンマ区切りのテキストデータ)をインポートするアドイン機能もオプションとして提供されている。「CSV インポート/エクスポート」オプションの詳細情報は、こちらで参照できる。

 Word文書からのインポート機能を使う場合は、プログラムウィンドウ左上の丸い「MindManagerボタン」をクリックし、メニューの「インポート」から「Microsoft Wordドキュメントのインポート」を選択する。

04-10 Word形式の文書を、MindManagerにマップとしてインポートすることもできる。画面は、Wordで作成された会議の議事録だ。(画像をクリックすると拡大表示します)
04-11 上の議事録を、インポートした結果がこのマップ。異なるスタイルが設定されている見出しを手がかりに変換されている。(画像をクリックすると拡大表示します)

活用ポイント(2):情報をすばやくアウトプットする

■プレゼンテーション

 MindManagerには、マップ形式でプレゼンテーションを行うプレゼンテーションモードと、マップ情報からPowerPointのスライドを自動生成するエクスポート機能が用意されている。

 PowerPointエクスポートは、出力時に任意のテンプレートを選択できるので、構成とデザインのプロセスを明確に分離できるのが特徴だ。1つのリソースから、シチュエーションに合わせた適切な表現形式を選択できる。

 プレゼンテーションモードへの切り替えは、「表示」メニューから、「ドキュメント ビュー」グループの中にある「プレゼンテーションモード」のアイコンをクリックする。

04-12 全画面でマップを表示し、操作しながらプレゼンテーションが行える「プレゼンテーションモード」。聴衆がマップを見慣れている場合に極めて有効だ。(画像をクリックすると拡大表示します)

 また、PowerPointエクスポートは、プログラムウィンドウ左上の丸い「MindManagerボタン」をクリックし、メニューの「エクスポート」から「Microsoft PowerPointへのエクスポート」を選択する。

04-13 上のマップをPowerPointへエクスポートすると、このようなイメージになる。ビジネスの現場では、PowerPoint形式での資料提出を求められるケースも多いため、このエクスポート機能は極めて便利だ。(画像をクリックすると拡大表示します)

■Wordへのエクスポート/送信

 MindManagerでは、マップ上に展開されたトピックや付与されたノート情報から、ワンタッチでWord文書を生成できる。また、必要に応じて任意のトピック以下の情報を、送信機能を使い、Word文書として切り出すこともできる。

 Wordへのエクスポートを行う場合は、丸い「MindManagerボタン」をクリックし、「エクスポート」メニューから、「Microsoft Wordへのエクスポート」を選択する。

 また、任意のトピック以下の情報をWord文書として切り出す場合には、出力対象のトピックを右クリックし、コンテクストメニューの「送信」から「Microsoft Word」を選択する。

04-14 MindManagerでは、マップに記録された情報を、Word文書として出力することができる。「エクスポート」メニューを使うと全体を出力できるが、任意のトピック以下を切り出したい場合は、対象のトピック上で右クリックし、コンテクストメニューの「送信」から「Microsoft Word」を選択する。(画像をクリックすると拡大表示します)
04-15 マップ上の情報が、Word文書として出力された。必要に応じて編集し、報告書として提出することもできる。一からドキュメント化を行うより、ずっと効率的だ。(画像をクリックすると拡大表示します)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

  3. 運用管理

    IT管理者ほど見落としがちな「Chrome」設定--ニーズに沿った更新制御も可能に

  4. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  5. セキュリティ

    シャドーITも見逃さない!複雑化する企業資産をさまざまな脅威から守る新たなアプローチ「EASM」とは

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]