エンタープライズでモバイルするには--vol.5:機器トラブルのリスクを最小限に

文:David Braue(ZDNet Australia)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2007年11月27日 12時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

現場でモバイル機器の運用を維持する

 「Windows Mobile 2003」を搭載した機器が現場に実際に配備され、Sanitariumの販売ビジネスはモバイル時代に突入した。

 従業員はO4ソフトウェアを使用して訪問した小売店の陳列棚の商品を追跡し、Sanitariumが資金を提供している値引きキャンペーンに小売店が従うように奨励し、店内の販売促進用ディスプレイをファイルに記録した。さらにファイル情報をGPRSベースの接続とVPNを使用して会社のバックオフィスシステムに送信することができるようになった。

 「例えば、製造段階で問題が生じたら、在庫切れによって商品棚に物理的にどのような影響があるかが監視できる」とHawken氏は説明する。「また、全国レベルでビジネスの目標を設定してそれを監視できるようになった。以前は営業チームの大部分は州単位で運営されていたが、(一貫性のあるモビリティプラットフォームを導入した)現在では、全国レベルに焦点を合わせることができるようになった」

 しかし、全国レベルに移行したことによってサポートチームには新たな課題が生じた。例えば、毎日の使用で多くの機器が故障する。この問題を解決するために、プロジェクトチームは、機器の故障によって営業マンの生産性が長期にわたって中断しないように、オーストラリア各地の営業オフィスに10数台の余分な機器を配布する必要があった。

 O2スマートフォンは通常、データ入力機器として使用され、情報や画像をGPRS接続で本社オフィスに送信する。しかし、機器がVodafoneのモバイルネットワークの圏外にある場合に備えてデータをローカルに保存するためのバッファも装備している。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
モバイル

連載

CIO
IT部門の苦悩
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算