サイト脆弱性をチェックしよう!--第6回:SQLインジェクションの検査方法 - (page 4)

池田雅一(テクマトリックス)

2007-11-26 18:43

対策

 SQLインジェクション対策の基本はXSSと同じく適切なエスケープ処理を行うことだが、最近の開発環境の多くは、Prepared Statementあるいはバインドメカニズムと呼ばれる仕組みが実装されているので、それらを用いることが最も簡単な方法といえる。

特殊なケース

 前回もブラウザに依存して発生する脆弱性が存在するケースがあると記述したが、SQLインジェクションについても同様に、使用しているデータベースエンジンやミドルウェア、開発言語などに依存して発生する脆弱性がある。

 こうした例として、MySQLの脆弱性を利用したものがある。これはMySQLが日本語などのマルチバイトの文字列処理に問題があったため発生する脆弱性だ。

 また、使用している文字コードが開発言語、データベースエンジンで異なっていると通常のSQLインジェクション対策では対応できないことがある(注1:次ページ参照)。その他にも、Microsoft SQL ServerにはOSコマンドを実行できるSQL文が用意されているため、データベースサーバを踏み台として利用するといったより大きな被害をもたらすことが可能となる場合がある(これらはバージョンアップや適切な設定により回避することが可能)。

 SQLインジェクションについても使用している開発環境やミドルウェア、データベースエンジンの脆弱性を随時把握しておき、対策していく必要があるだろう。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]