ドイツの裁判所が、Deutsche Telekomには、「iPhone」購入者に2年契約を結ぶよう義務づけ、ほかのネットワーク上で同デバイスを使用できないようにする権利があるとの裁定を下した。
この裁判は、もとはVodafoneが起こしたものだ。今回の判決により、同社が先に勝ち取っていた、ドイツにおけるiPhoneの販売差し止め命令は覆された格好になる。
Vodafoneは、米国最大手キャリアの座をAT&T Wirelessを僅差で争っているVerizon Wirelessの株式を、45%保有している。一方のDeutsche Telekomは、米国第4位のT-Mobileの親会社だ。米国では、AT&TがiPhoneの独占的販売権を握っている。