日本インフォア・グローバル・ソリューションズは12月11日、自動車部品製造業界向けの統合ソリューション「Infor Automotive Essentials」の提供を開始した。同社では、パートナーとの協業を強化し、OEMメーカーはもちろん、自動車部品サプライヤー向けにも同ソリューションを販売していく計画だ。
Infor Automotive Essentialsは、「Infor CRM ACManager」や「Infor SRM SupplyWeb」「Infor Visibility & Control」「Infor Event Management」「Infor Performance Management」などで構成される統合ソリューション。自動車関連製造業のグローバルサプライチェーン管理を実現する。
自動車業界に特化した受注処理を実現するInfor CRM ACManagerは、さまざまなEDI(電子データ交換)標準仕様をサポートすることで、450以上のトレーディングパートナーとの取り引き処理が可能。OEMメーカーや部品メーカーとの迅速かつ正確なコミュニケーションが可能になる。
次にInfor SRM SupplyWebは、バイヤーとサプライヤー間のウェブベースのコラボレーションを可能にする情報基盤。生産、配送、事前出荷通知(Advanced Ship Notice:ASN)、納品、消費というサプライチェーンを効率的に管理できる。
また、Infor Visibility & Controlは、複数の物流拠点におけるそれぞれのシステムからデータを収集し、グローバルのレベルで物流の可視化を実現するための製品。ネットワーク在庫管理や在庫転送、出荷調整、出荷保留/停止、リコールなどの可視化を実現する。
さらに、Infor Event Managementは、自動車の製造プロセスにおける問題点をリアルタイムに検出し、その問題を解決するための情報を収集、ウェブベースの分析ツールで問題を把握、問題が発生したプロセスの改善を実現。Infor Performance Managementにより、全社的な戦略管理のためのフレームワークを提供する。

同ソリューションを導入することで、顧客管理や生産、サプライチェーン、品質管理など、自動車部品製造に関する業務プロセスのすべてを通じたリーンプロセスが可能。顧客企業の経営指標やキャッシュフローの改善できるほか、付加価値の向上など、継続的な成長のための取り組みを強化できる。
Infor Global SolutionsのシニアバイスプレジデントであるJohn Flavin氏は、「我々は、25年以上にわたり自動車関連業界にソリューションを提供してきたノウハウを持っている。この分野だけでも700名以上の専門家を採用しており、すでに5500社以上の顧客にソリューションを提供している」と言う。
同氏は、「Inforの製品群は、既存製品の機能を充実(Enrich)させ、ソリューションの利用範囲を拡張(Extend)することで、新しいソリューションへと革新(Evolve)させることが可能。このベースになるのがInfor OpenSOA戦略であり、既存資産を有効に活用しながら新しい価値を統合し、高い投資効果とコスト削減を実現できる」と話している。