ESP導入に有効な6種類の業務シナリオを提供--ウチダスペクトラムの「SMART/InSightサーチアプリケーション」 - (page 4)

山下竜大(編集部)

2007-12-18 14:21

成功の鍵は全社的な検索基盤の確立

 SMART/InSightサーチアプリケーションを導入する最大のポイントは、まずESPであるSMART/InSightを全社的な基盤として採用し、その上に業務アプリケーションを展開することだ。これにより業務アプリケーションを展開するのと同時に全社的な検索基盤を実現することが可能になる。最終的には、全社的な情報共有が可能になり、業務から経営までの一貫した“見える化”を実現することができる。

 町田氏は、「ESPを部門単位に導入しても、導入したESPの数だけサイロを増やしてしまうだけ。個別業務を最適化しても本当に必要な情報は取り出せない。散在するシステムを順次統合してゆく形でESPを導入し、最終的に全社的情報統合を実現することが重要。これにより、ナレッジを活用して市場における企業の競争力を向上できる」と言う。

 同氏はまた、「検索は単なる手段。企業が欲しいのは検索結果から得られる新たな付加価値だ。ESPはエンジンであり、エンジンはエンジンメーカーが最適なものを提供してくれる。そのエンジンを利用して、顧客が必要とする自動車を開発し、提供することが我々の役割だ」と話している。

 ウチダスペクトラムでは、今後も「誰が(利用者、部署)」「何に対して(どのような情報)」「何を目的として(状況下)」「どのように検索機能を活用することが効果的なのか(ROI向上やTCO削減)」を常に意識しながらエンタープライズサーチを中核とした全社規模の情報基盤を実現するための支援を行っていく計画だ。

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