モジラ、「Firefox 3 beta 2」を公開

文:Seth Rosenblatt(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2007-12-20 11:27

 Mozillaユーザーは、Windows、Mac OS、Linux版「Firefox 3 beta 2」をダウンロードできるようになった。

 新しいバージョンではbeta 1からさまざまな改良がなされている。中でも注目はメモリリークのバグ対応、セキュリティフィックス、そしてbeta 1ではプラグインを必要とした機能がダウンロードマネージャに組み込まれた点だ。

 セキュリティ強化について、Firefox開発者用サイトでは、beta 2では「クロスサイトJavaScript Object Notation(JSON)データリークからの保護、実効のトップレベルドメインサービスを用いたサイトコンテンツに対するより厳格な制限、サイトの身元確認および安全性の向上、マルウェアからの保護、より詳細なSSLエラーページ、ダウンロードマネージャへのアンチウイルス機能の追加、そして安全性の低いプラグインのバージョンチェック」といった機能を新たに追加した、としている。

 ダウンロードマネージャへのアップデートは評価でき、より簡単にパーシングができるようになっている。一度中断したダウンロードを再開する機能も加わり、後述するようにウイルスチェック機能も組み込まれている。

 さらに、ウェブページの一部を拡大表示できるようになり、ブックマーク、ロケーションバーおよびブックマークフォルダの一体化もさらに進んでいる。ワンクリックでブックマークを追加でき、ブックマーク用スマートフォルダが追加された。ロケーションバーを使って、ブックマークおよび閲覧したページタイトルやURLをチェックすることも可能だ。

 また、Firefox開発者たちは、ウェブサイトのレンダリングがbeta 1に比べて高速になったとしているが、実際に使用してみたところ筆者には違いが感じられなかった。だが、Firefox 2と比べると確実に速くなっている。

 現在インストールしているFirefox 2に不具合が発生するのが不安だがbeta 2を使ってみたいというユーザーには、ポータブルバージョンのインストールをお勧めする。Firefox 2とFirefox3 beta portableをいっしょに利用することはできないが、現在の設定に影響すること無く使用できる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]