freeBSD.4.10の/var領域変更で躓いています

OKWave

2008-01-15 16:00

/varの容量を変更の仕方

freeBSD.4.10の/var領域変更で躓いています。
/var領域が一杯になってきたため、余裕のある/usrの分を/varへ移行したいと思っております。
OSインストール後ですが可能でしょうか?
変更の仕方ご教授いただければ幸いです

良回答

情報がすくないですが、単純に5つほど案が考えられますね。

1)パーティション変更その1
●全面的にパーティションを切り直す。

  • 初期インストールと同じ方法。
  • バックアップを取得しないと全データが消える。
  • 別マシンで、新パーティション/データ移行をした方がダウンタイムが少ないと思われる。

2)パーティション変更その2
●/varと隣接しているパーティションを縮小させる(現状のパーティション構成による)

  • 状況により可能/不可能が決まる。(disklabel,swapinfo,df等の情報が必要)
  • /varと隣接したパーティションが、/(root),/usr等の消せない場合は実施不可。

# 以下条件が揃うとした場合。(sysinstall等で実施)

  • 容量が足らない/varと、比較的空きがあるswapや/tmpが隣接している。
  • シングルユーザモードにて、/var,swap,/tmpを消す。(データは消える)
  • 必要な容量を確保。/var,swap /tmpは/(root)で代用可かも
  • /etc/fstabが変更されるので、正しく直す。
  • 1よりダウンタイムは少ない(はずだ)が、経験が無いと1より手間&危険である。

3)シンボリックリンクで問題回避する。
●特定のディレクトリをシンボリックリンクで他のパーティションに移動させる。

  • /varの圧迫しているディレクトリを、空きのあるパーティションにコピー(cp -pR,tar 等)
  • ディレクトリに対してシンボリックリンクをはる。
  • 事前にある程度の作業が可能なので、ダウンタイムは少ない。
  • 無闇なリンクは保守を困難にするので、ポリシーが無いなら止めた方が無難。
  • シンボリックリンクが間違っていると、元の場所(/var)のファイルの日付やサイズが変わるので要チェック。
  • OS再起動は不要だが、作業前にサーバAPの停止は必須。

4)ログの出力先を変更する。
●httpd(かな?)のログの出力先を、空きのあるパーティションに変更。

  • サーバアプリケーションの設定ファイルの変更。
  • OS再起動は不要。サーバAPの再起動は必要。

5)保存ログの格納場所を変える。
●サーバAPが出力するものだけ/varに残して、保存用は別パーティションに格納する。
# サーバ構成が不明で明言できないが、サーバ管理者の腕の見せ所。

  • 保存が目的のログファイルを定期的に移動(mv)させるスクリプトを書く。
  • うまく作れば、サーバAPの停止も不要となる可能性あり。
  • スクリプトのメンテナンス(保守)の手間が継続的が少々ふえる。

私なら、(4≧5)>3>(2≧1)の順で検討しますね。

金銭&時間に余裕があれば、「ちゃんとした予備機構築」って事もありえるなぁ。

状況に合わせて、検討なさって下さい。

参考までに、
自宅のマシン郡だと、/,swap,(/tmp),/var,/usr,/optの最低5つパーティションを切って、
/optを出来るだけ大きくして、/usr/(compat,home,src,obj,ports,X11R5,local)を/optへ
シンボリックリンクしちゃってます。
こうすると、マシンの用途/DISK容量に限らず/,swap,(/tmp),/var,/usrがほぼ同じ容量になるし、
NFS exportするのが/optだけになって何かと楽なのです。
また、DISK容量の小さいマシンは、/(root)しかパーティションが無いのもあります。

まあ、こんな例もあるって事で。

でわ。

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