データディレクト テクノロジーズは1月15日、メインフレーム統合プラットフォームの最新リリース「DataDirect Shadow Version 7」の販売を開始することを発表した。同製品は、IBMの専用エンジンを活用することで、Webサービスオーケストレーションを実現するBPEL 2.0対応のメインフレーム統合基盤を実現。コスト削減とパフォーマンス向上を実現する。
DataDirect Shadow Version 7は、IBMの専用エンジンである「zIIP(System z9 Integration Information Processor)」および「zAAP(System z Application Assist Processor)」の高いパフォーマンスとコスト優位性を最大限に活用できるメインフレーム統合ミドルウェア。メインフレーム統合基盤をベースにSOAおよびデータ連携のための拡張機能を提供する。
同製品は、zIIP/zAAP専用プロセッサおよびBPEL 2.0対応機能に加え、メインフレームデータ連携向けの拡張機能も提供。高性能なクライアントドライバ群も搭載しており、32/64ビットOS対応のODBC 3.5.2ドライバ、32/64ビットJVM対応のJDBC 3.0 Type 4ドライバ、およびADO.NETデータプロバイダをサポートする。
同製品を導入することで、DB2以外のワークロードであってもzIIPを使用して処理することが可能。これらのワークロードとは、IMS、VSAM、Adabas、IDMSへのデータクエリーのほか、Webサービスのビジネスロジックおよび画面ロジックを変換するためのSOAP/XML解析処理などを含んでいる。
DataDirect Shadow Version 7の概要は、同社のウェブサイトで紹介されている。