Intelは2008年第1四半期に、94〜100億ドルの売り上げを見込んでいる。第1四半期は通常、時期的に7%ほど売り上げが減少するが、Intelの予測はそれを下回っている。Smith氏はこの減少について、1つの重大な要因によるものではなく、NANDメモリ価格の継続的下落とMarvellとのいくつかの供給契約の満了という2つの要因によるものだと説明した。
しかし、Otellini氏は自分が来年度について楽観的であることをアナリストたちに確信させようとした。
Otellini氏はアナリストたちに対し、「コンピューティング分野について悲観的な見方がされているが、第1四半期の見通しは決して暗くない」と語った。また同氏は、向こう1年間のPCの販売台数が「2桁増加する」との業界アナリストらの予測に同意すると語った。また、Intelも2桁増を見越して計画を立てている。Otellini氏は、モバイルコンピューティングへの継続的な移行がPC業界の成長を促す主要因となる、と指摘した。
Otellini氏は、米国内の不透明感にも関わらず、経済全体についてはさほど懸念していないようだ。
Otellini氏は、「すでに申し上げた通り、米国でCNBCを見ている誰もが抱いているのと同じ警戒心を私も抱いている。どの専門家も世界がくずかごに捨てられると主張しており、その言葉が皆さんを不安にさせている」とした上で、「われわれにはこのような兆候は何も見えないし、われわれの顧客もそのような兆候は感じていない」と語った。
「しかし、一切警戒しないのも軽率だろう」(Otellini氏)