悪質ソフト「MacSweeper」出現--セキュリティ専門家が警告

文:Dawn Kawamoto(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-01-16 11:26

 F-Secureは、Macユーザーをターゲットにしてまん延しつつある、危険なソフトウェアアプリケーションに注意するようにとの警告を出している。

 F-Secureのセキュリティ専門家が、米国時間1月15日に掲載したブログによれば、この「MacSweeper」というアプリケーションは、ユーザーのMacをクリーンに保てるとアピールしてはいるものの、実際は“常に”ユーザーのシステムに不具合が発見されたと主張し、不正なファイルやスパイウェアを削除するため、金銭の支払いを求めてくる。

 「これは詐欺である。たとえ(Windowsを搭載する)PCでMacSweeperのホームページを訪れて、“スキャン”をクリックしたとしても、Macにしか存在しない、system_root/homeなどのフォルダにセキュリティ上の脆弱性が発見されたと知らせてくる。これはいかさま行為だろうか?全くその通りである」と、F-Secureは警告する。

 さらに、F-Secureは、MacSweeperの会社概要が、セキュリティ大手のSymantecのホームページから、そのままコピーして掲載されたものであるとも指摘している。

 F-SecureのセキュリティレスポンスマネージャーであるPatrik Runald氏は「たまたまMacSweeperのホームページを訪れ、MacSweeperをダウンロードしてセキュリティスキャンを実行すると、駆除されねばならないものが見つかったと、いつでも知らせてくる」と、メールインタビューで答えている。

 ユーザーが“駆除”ボタンをクリックすると、MacSweeperは、製品の“恒久”サブスクリプションを39.99ドルで購入するように勧めてくる。

 Runald氏は「製品の特性を考慮するに、クレジットカードについての詳細情報を決して伝えたりしないようにと勧めておきたい。(MacSweeperの)キーコードなどを入手できるかもしれないが、把握されたクレジットカードの詳細情報が、将来どのように用いられるのかはわからない」と警告している。

 F-Secureは、MacSweeperについて、Macユーザーを狙って開発された、初の危険なクリーニングツールであり、悪質コード作成者も注目するほど、Macプラットフォームのユーザーが増加したことを示しているとも分析する。

 MacSweeperへの懸念は、他にもMac OSX Hintsフォーラムへの投稿などで表明されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]