丸紅情報システムズは1月16日、グループウェア製品「Microsoft Exchange Server 2007」の機能をSaaS(Software as a Service)形式で利用できる月額制サービス「V-ServiceII(ブイサービス・ツー)」を2月1日から販売すると発表した。
V-ServiceIIを利用するユーザーは「Microsoft Outlook」をインストールし、メールやグループウェア機能を任意に選択して利用できる。V-ServiceIIにより、インターネット接続環境があれば、必要な利用者数のライセンスを契約するだけでサーバ設備や技術者、サポート要員を社内に抱えることなく、メールやグループウェアの導入が可能になる。
メールやグループウェアに関連した機能として、ウィルス対策、スパム対策、通信時の暗号化、データ複製、バックアップ、Active Directory管理機能、ウェブアクセス機能、予定表の共有、会議予約、携帯電話やモバイルデバイスでのアクセスなどを利用できる。
V-ServiceIIのシステムは冗長化したサーバとSAN(Storage Area Network)による大規模ストレージで構成される。システムは自家発電装置や耐震設備を備えた同社のデーターセンタ内に設置される。また、技術者が24時間常駐しているため、緊急でのパッチ適用や万一の障害の際にも迅速に対応が可能となっているとしている。
V-ServiceIIの利用料は1ユーザーあたり1260円から。同社は初年度3万ユーザーの獲得を目指す。