その時BI市場が動いた--相次ぐ買収劇の背景は?(ZDNet Japanブログより)

米野宏明(マイクロソフト)

2008-01-24 11:47

 皆様もご存じのとおり、この1、2年の間に、BI 市場におけるプレーヤーの顔ぶれがずいぶんと変わりました。私の耳にもいろいろな情報が入ってきてはいますが、プレーヤーの1人でもある私が他社の動向に茶々を入れてもまともには受け入れられないでしょうから、各社の状況や事情には触れず、あくまで客観的に今後の全体の流れを考えてみたいと思います。

 大手プラットフォームベンダーによる大手BIツール専業ベンダーの買収が、OracleによるHyperion、SAPによるBusinessObjects、IBMによるCognosと、このわずかの期間で進んでいます。ちなみに我がマイクロソフトは事業ではなく人を手に入れる目的で買収を進めることが多いので、ProClarityなど中堅どころの買収にとどまっており、基本的には内製です。個人的にはちょっとつまらないですね、そんなドラスティックな買収劇も経験してみたいものです。

 それはさておき、これら大手BI専業ベンダーが相次いで身売りをした背景には、もはやBI「ツール」がコモディティ化している状況にあるのではないかと思っています。

全文はこちら--「大競争時代のBI活用術」

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

  5. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]