Assertion failure in journal_commit_transaction() at fs/jbd/commit.c:138: journal->j_running_transaction != NULL
本メッセージ表示後、カーネルはpanicするため、システムを再起動する必要がある。
この問題は、カーネルのバグに起因する可能性が高い。特にカーネルのバージョン変更後に現象が発生している場合は、実績あるバージョンヘ戻すことが推奨される。また、前後のメッセージや発生した状況などとともにサポート契約先に報告することも検討すべきである。
ジャーナルファイルシステム(EXT3(third extended file system) など)のコミット処理(トランザクション実行に伴うファイルシステムの更新データをメモリ上のバッファからディスク上のジャーナル領域に書き出す処理)において、以下のような致命的な不具合が検知された。このままの状態でシステムを動作させる事は危険なため、カーネルはpanicする。
カーネルが使用するジャーナル処理用の管理テーブルに、実行中のトランザクションを示す管理データがリンクされていない。
なお、ここで述べるトランザクションとは、ジャーナルファイルシステムへの操作(ファイルの作成、削除、追加など)に対して作成される不可分なデータ更新の処理単位である。