IBMの大歳社長、次期社長候補について言及--「必要なのはマネージャーではなくリーダー」

藤本京子(編集部) 2008年02月12日 21時40分

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 日本IBMは2月12日、2008年の方針説明会を開催した。説明に立った同社 代表取締役社長の大歳卓麻氏は、「2008年も引き続き顧客のイノベーション実現に向けた取り組みを進める。また、オープンテクノロジと付加価値ソリューションを提供すること、そしてグローバルに統合された企業へ進化することに注力する」と述べた。

 日本IBMでは、2007年に営業部門を改革し、できるだけ営業担当者が顧客の元に直接足を運ぶ時間を増やすような体制を整えた。例えば、通常業務に支障をきたす恐れのあるトラブル対応のための保守部門や顧客への提案書を作る専門部署を設置したことなどがその一例だ。また、製品別に細かく分かれていた担当者を、「IBMの都合ではなく、顧客のニーズに合った営業ができるよう、顧客の種類別に営業担当者を分ける」(大歳氏)とした。

大歳氏 日本IBM 代表取締役社長の大歳卓麻氏

 オープンテクノロジと付加価値ソリューションという点においては、消費電力低減に向けた「Project Big Green」を継続するほか、SOAも積極的に推進する。また、「サービス」という名の提案を、「製品と同じようにわかりやすく提供する」と大歳氏。

 さらに、グローバル時代の新しい働き方を推進するために、人種や性別に関わらず平等な機会と仕事環境が提供されるよう、「ダイバーシティー委員会」を設置した。また、日本から世界に向けた発信ができるような取り組みも進めるという。

 社長に就任して約10年が経過した大歳氏に「次期社長はどのような人物が適切か」との質問も出た。同氏は、「私に何かあった時のことを考え、常に候補者を見直している」と述べ、「やはり実行力があることが大切だ。また、グローバルなコミュニケーションができ、IBMのスキルや資産を顧客にしっかり届けることができる人。管理ができるマネージャーというよりは、人を引っ張る力のあるリーダーが必要だ」とした。

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