アップル、写真編集ソフト「Aperture 2.0」を発売--アドビに反撃

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年02月13日 14時07分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 高性能写真編集ソフトウェアというニッチを開拓したものの、その後Adobe SystemsのPhotoshop Lightroomに主役の座を奪われたAppleが反撃に出た。Appleは米国時間2月12日、写真編集、管理ソフトの最新版「Aperture 2.0」を発売した。

 Aperture 2.0もAdobeのLightroomと同様、RAW画像の編集や目録作りを行う写真愛好家やプロをターゲットにしている。RAW画像とは、高性能カメラのイメージセンサーで捉えられたままの状態で保存された未加工データを指す。RAWファイルは、JPEGよりもより詳細な画像の保存が可能だが、処理に時間がかかる上に、多数の異なるプロプライエタリRAWフォーマットに対応可能な専門のソフトウェアが必要だ。

 Aperture 2.0では、RAW画像処理エンジンが一新され、ワークフローも効率化されている。またこのたび初めてAppleが強調しているのが、Lightroomを上回る処理速度だ。処理速度の遅さは、Apertureに対する一般的な不満点の1つだった。

 その他の機能としては(Lightroomユーザーには聞き覚えのある機能ばかりだろうが)、飛んでしまった階調を処理するためのハイライト復元、画像の四隅の明るさを落としたりするためのヴィネットツール、センサーのゴミや肌のシミなどを除去するためのレタッチツール、ある画像の一部を別の場所に微妙にコピーするためのリペアツール、肌のトーンに悪影響を与えることなく必要な部分の彩度を高めるヴァイブランシー、画像の鮮明度を向上させるためのローカルコントラストなどが挙げられる。

 また、Mac OS X 10.5.2で最新カメラがサポートされた点もAperture 2.0にとって追い風だ。カメラのサポートという点ではAdobeがAppleに先行しているが、ApertureはAdobeのDigital Negative(DNG)RAWフォーマットに変換されたRAW画像にも対応している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したも のです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化