Mozilla Messaging、「Thunderbird 3」へのIM組み込みを検討中

文:Tom Espiner(ZDNet.co.uk) 翻訳校正:編集部

2008-02-20 13:17

 Mozilla Foundationの新組織Mozilla Messagingは、インスタントメッセージング(IM)ソフトウェアの開発に「興味を持っている」と同組織最高経営責任者(CEO)が明らかにした。

 Mozilla MessagingのCEOであるDavid Ascherは英国時間2月18日、同組織がIMソフトウェアおよびIM製品をMozillaの次期電子メールクライアント「Thunderbird 3」に組み込む手段を開発する可能性があることをZDNet.co.ukに語った。

 「Mozilla IMクライアントに統合できるオープンソースのIMライブラリはある」とAscher氏は語る。「IMは面白い技術だ。われわれは、電子メールにIM機能を組み込むことも考えている」(Ascher氏)

 Ascher氏によると、いかなるIM機能も、Mozilla開発のものも含むオープンソースのIMクライアントやGoogleが開発しているようなオープンスタンダードのIMクライアント、さらには、AOL製のようなプロプラエタリなIMクライアントとの相互運用性が完全に確保されるという。

 「ユーザーチョイスと相互運用性を実現する方法が存在することになるだろう」とAscher氏は述べる。

 Ascher氏は、電子メールとIMアーカイブの両方をThunderbirdで検索できるようにしたいとも述べる。

 「われわれがThunderbirdに望むのは、共通アーカイブの検索が可能な、良い検索システムを装備することだ」とAsher氏は述べる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]