BtoCへ拡大する帳票世界を後押し--インフォテック・アーキテクツ:実は重要な帳票(6) - (page 3)

宍戸周夫(テラメディア)

2008-02-27 18:30

帳票の世界を越える

 江崎氏は「当社はビジネスドキュメントの会社です」という。事業のベースになっているのは帳票だが、もうひとつのソリューションである「Create!Webフロー」と連携して、単なるペーパーレスという枠を越えた迅速性、利便性に優れたシステムを構築できるというのが同社の大きな差別化要因だ。

 このCreate!Webフローは汎用的なウェブドキュメントフロー・アプリケーションで、電子文書のワークフローをウェブブラウザ上で実現できるというものだ。またPDFに出力したり、外部のシステムとも連携したりできる。Create!FormとCreate!Webフローの組み合わせで、単なる帳票設計だけでなく、それを運用を含めてどのように実装するかが同社の最大の課題ということになる。

 開発当初、PostScriptの表現力に魅せられて帳票印刷から手がけた。その後にネットが登場し、PDFが出てきた。江崎氏は「これらを基盤に、帳票がどのような形態で運用されるのかがポイント」だと言う。

 「帳票と一口に言っても、その定義はあいまいです。帳票というのは日本人がつけた考え方、カテゴリで、それでは捉えられない世界があると考えています。たんなる帳票という枠を越えて、ビジネスの形態をどのように捉え、それをコンピュータの運用面でどのように実装できるかがポイントになると思っています。そこで、ウェブベースでビジネスドキュメントをどのようにハンドリングするかを考えています」

 江崎氏は「われわれは帳票の世界を広げてしまった」と話す。ビジュアルなBtoC帳票のように、帳票という言葉が持つ固定的な観念を破ってしまったということだが、今はさらに、この帳票という言葉を越えたコンセプトを打ち出したいといいう思いを持っているようだ。

 「帳票という言葉には固定観念があります。そうではなく、ビジネスドキュメントという定義で、改めてその世界を考えてみたいと思っているのです」

 「帳票は重要」という思いは、どのベンダーにも共通している。だからこそ、固定観念をうち破って、その世界を飛躍させたいという思いがあるようだ。

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