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進化するテレビ会議(4)--ポリコム:会議の質を変えるHD対応からテレプレゼンスへ - (page 4)

田中好伸(編集部)

2008-02-29 12:00

 RPX HDは、HDX 9004を応用したものだが、注目すべきなのは、会議の相手がモニターという枠の中にいるのではなく、フェイス・トゥ・フェイスの会議と同じように対面しているという感覚を味わうことができることだ。

 通常のビデオ会議システムではカメラやマイクの位置を気になってしまいがちだが、RPX HDシリーズであれば、そうしたものを一切気にすることなく、相手と自然に目線を合わすことができる。向こう側の左にいる参加者の声は左から、右にいる参加者の声は右から、というように、音声も不自然さを感じることがない。

 こうしたことができるのは、壁一杯が画面となっており、その中央部分に超小型CCDカメラが仕掛けられているからだ。また、無指向性マイクが天井から吊されることで、その存在を忘れさせれてくれる。スピーカーも画面の背後に設置されることで、相手側の話者の位置を音で感じられるようになっている。

 ここに来て分かるように、RPX HDシリーズの場合、部屋に何らかの機材を置いて会議をするという代物ではなく、会議室全体をRPX HDシリーズに合わせて構築するというビデオ会議システムになっている。どの部分をとっても、参加者が遠隔地の相手を、同じ会議室にいると感じられるように最適化することが目的だからだ。そのライティングにしても、会議室の各席に最適なライティングを施して、長時間の会議でも目の疲労が少なくなるようにされているといった具合である。

 それだけに、そのコストは決して安価にというわけにはいかない。一番下のモデルの導入費だけでおよそ3000万円台。運用保守に年間300万円、これとは別に専用のサービス費用もかかることになる。また、その導入期間も、導入する会議室の環境調査から始まり、設計・資材調達、設置・調整などで4〜6カ月かかるという。

 RPX HDシリーズは2007年3月から提供が始まっているが、「世界に名だたるような大企業や教育機関から、引き合いが来ている」(青木氏)という。

(下のビデオは、ポリコムジャパンによるRPX HDの説明。説明者はRPX HDを実際に使っている)


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