システムエグゼ、DB開発時の疑似データ自動作成&レポート発行ツール「DB Secure Utility」発売

CNET Japan Staff

2008-02-29 21:30

 システムエグゼは2月29日、データベース開発において、個人情報漏えいを防止しながら、本番データ使用時と同等の高精度なテストおよび検証を可能にするソフトウェア「DB Secure Utility(DBセキュア・ユーティリティ)」を発表した。Oracle対応版が同日より販売開始されている。

 「DB Secure Utility」は、「自動解析機能」と「疑似データ変換機能」により、本番データからテスト・検証用の擬似データを安全に自動的に作成するユーティリティ。擬似データ変換機能は、従来の単純なマスキング変換と異なり、自動解析機能により元データの文字列の意味を解釈して、個人情報と判断されるテーブルの氏名、住所、電話番号などの情報を類似した内容の文字列に変換する。これにより、情報漏えいリスクを回避しつつ、本番データを使用したテスト・検証と同等の成果を得ることができる。また、データは自動的に生成されるため、テスト用データ作成の負荷が軽減される。

 開発工程でより精度の高いテストを実施できるほか、システム稼動開始後の問題発生時にも、容易に再現対応できるため、迅速な問題解決につながるという。

 DB Secure Utility、Oracle/Windows 2003 Server対応版の価格は、1サーバ当たりのライセンス販売価格が480万円(税別)。レンタル価格が、1年間当たり200万円(税別)。出荷は2008年3月5日を予定しており、同社のソリューション販売子会社であるエグゼソリューションズを通じて販売される。

 システムエグゼでは、Oracle対応版「DB Secure Utility」に続いて、DB2およびMicrosoft SQL Server対応版も開発予定としている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    「情シス不足」が生み出す2大リスク--多忙な情シス部門が手放すべき業務とは?

  2. セキュリティ

    Google Chrome Enterprise が実現するゼロトラスト セキュリティの最新実情

  3. ビジネスアプリケーション

    ITSM徹底解説!ビジネスに関わる全ての方へ--「ITSMクイックスタートガイド」

  4. セキュリティ

    あなたの会社は大丈夫?--サイバー攻撃対策として必要な情報セキュリティの早分かりガイドブック

  5. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]