UPDATE Appleは米国時間3月6日、「iPhoneソフトウェアのロードマップ」と題したイベントを同社クパチーノ本社で開催した。iPhone向けソフトウェア開発キット(SDK)の公開が予想されるこのイベントだが、その様子を時間軸にそってお届けする。
10:01:Steve Jobs氏の服装はいつも通り。「いくつか素晴らしいニュースとiPhoneソフトウェアロードマップを紹介できることをうれしく思う」。iPhoneに関する数字をいくつか紹介。同氏はCanalysの調査結果を引用し、iPhoneが米国のスマートフォンシェアでResearch In Motion(RIM)に次ぐ、2位であると述べた。
10:03:Jobs氏に、マーケティング担当シニアバイスプレジデントのPhil Schiller氏、iPhoneソフトウェア担当バイスプレジデントのScott Forstall氏が加わる予定だ。Schiller氏はエンタープライズ関連の話で登壇。
10:04:Schiller氏、iPhoneに関する提携で興味を示しているGenentechなどの企業を紹介。またスタンフォード大学でiPhoneが配布されている事例も紹介。
10:07:企業は電子メールやカレンダーや住所録の統合を求めているとSchiller氏。セキュリティとしては、VPNやiPhone紛失時のリモートワイピングなどを挙げた。「これらすべてをiPhoneソフトウェアの次のリリースで実現できることをお話しできてたいへんうれしい」
10:07:Schiller氏、AppleがMicrosoft ActiveSyncプロトコルをライセンスしたことを発表。これにより、電子メールや連絡先についてExchangeサーバとのやり取りが容易になる。
10:13:Schiller氏が新機能のデモを開始。新しいiPhoneを使いながら、Exchangeを利用して機能をどのようにアクティベートするかを見せる。すべて無線で実行できる。
10:16:Schiller氏、リモートワイピング機能をデモ。この機能は、iPhoneをディセーブルするようだ。この部分は、非常に駆け足で終了してしまった。
10:18:これらがiPhoneが企業や大学で大きく受け入れられるため顧客が求めている機能だ、とSchiller氏。Forstall氏が登場。SDKについて紹介を開始。
10:20:Forstall氏が「iPhoneアプリケーションをどのようにビルドするか紹介する」と述べる。しかし、同氏の説明は、ウェブアプリケーションから始まった。
10:21:「今日から、われわれがiPhoneアプリケーションのビルドに使用しているのと同じネイティブなAPIとツールを公開する」
10:22:iPhoneのOSは、Mac OS X ソフトウェアスタックのボトム3レイヤ、つまり、コアOS、コアサービス、メディアレイヤを使っている。これらが最初のリリースに加わっていた。しかし、アプリケーションプログラミングフレームワークのCocoaは、タッチスクリーンインターフェースを利用するにあたり多少修正が必要だった。それが、独自プログラミングインターフェースCocoa Touchだった。