Microsoftは米国時間3月11日、「Office 2008 for Mac」では初めてとなるアップデートをリリースした。このアップデートでは、安定性や性能の一部改善のほか、いくつかのセキュリティホールが修正されている。
Microsoftはバージョン12.0.1について「Officeスイート全体の安定性やパフォーマンスが改善」され、セキュリティ上の不具合も修正されていると電子メールで述べた。
Microsoftは自らのウェブサイトでもう少し詳細に説明している。「このアップデートはOffice 2008に存在する重大な問題を修正する。それには、Office 2008アプリケーションが反応しなくなり、予期せず終了する恐れのある問題が含まれている」
Microsoftは何度かの延期を経て、2008年1月にOffice 2008をリリースした。同社はまた、Windows版「Office 2007」で導入されたXMLファイルフォーマットを前バージョンである「Office 2004 for Mac」で参照可能にする変換ツールのリリースを何度か延期している。そのため、この新しいフォーマットのファイルを参照する必要のあるMacユーザーはOfficeを新版にアップグレードするか、Microsoftがこれまでのところリリースしているベータ版の限定的な変換ツールに頼るほか選択肢がない。
またMicrosoftは11日、Office 2004 for Mac製品のアップデートをリリースした。MicrosoftはウェブサイトでMicrosoft Office 2004 for Mac 11.4.1アップデートに言及し、「このアップデートは、攻撃者が悪意あるコードを使用してユーザーのコンピュータ上にあるコンテンツを書き換えることを可能にする脆弱性を修正する」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ