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進化するテレビ会議(6)--アエスラ:通信機器のノウハウ活かす会議システム - (page 2)

小山安博

2008-03-19 10:30

 中小企業に目を転じてみると、中小企業でもテレビ会議システムの導入は進んでいるという。とくに「経営者が若くて業績が伸びている企業では導入を進めている」(同氏)。企業の中でもテレビ会議システムを利用するという精神的な抵抗も薄れてきているということで、順調に伸びているようだ。

これまでにない使われ方も

 こうして市場を広めつつあるテレビ会議システムだが、その利用方法は、従来の単に会議をするためのものではなくなりつつあるようだ。栢野氏によれば、大型のディスプレイをオフィス内に設置し、各拠点のオフィス内をテレビ会議で表示しておくという企業があるそうだ。オフィスが異なっていても、ディスプレイの前ですぐに用事のある社員を呼び出したり、「女子社員がディスプレイの周りで昼食を取ったり」(同氏)しているという。より公共性の高い使い方もあって「むしろ専用機を使った新しい使い方が出ている」(同氏)のが現状だという。

 これまでにない新しい活用方法も出てきているテレビ会議システムだが、もちろん製品そのものも変化している。その一つが、高精細(High Definition:HD)化だ。現在は「720p」と呼ばれる方式を多くのメーカーがサポート。今後はHD化をさらに進めた「1080p」のフルHDにまで高画質化が進んでいく見込みだ。

 もう一つのトレンドとして、ストリーミングとの融合が進んでいるという。会議の様子をストリーミングサーバに取り込み、それをアーカイブ化して会議に参加できなかった人が後から見たり、会議システムのない環境でも会議の様子を見たり、といったことができるのである。同様の使い方では、社内研修の様子をアーカイブ化するという使い方や、会議議事録的な使い方も増えてきているという。

MCU内蔵で大幅なコスト低減

 市場の伸び、新たな使い方の出現という追い風の中、aethraはどんな製品を提供しているのだろうか。

 テレビ会議システムの画質自体は、競合と比べても差がないと栢野氏。テレビ会議システムのチップを提供しているメーカーというのがもともと2社しかなく、画像圧縮の技術もすでに枯れた技術のため、差が出にくいというのが現状のようだ。そのため、システム全体の使い勝手やスペックという形で差別化が図られている。

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