シマンテック、Windows Server 2008対応のバックアップ製品などを発表

渡邉利和 2008年03月28日 20時31分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Windows Server 2008には20製品以上が対応

 シマンテックは3月27日、Windows環境向けのセキュリティ/データ保護などに関する包括的な取り組みと、具体的な製品の最新バージョンを発表した。

 全体を包括する取り組みとなるのが「Symantec Solution for Windows」で、Windows環境におけるセキュリティや管理の基盤を提供する製品群だ。既存のさまざまなWindows対応製品全体を包括する新たな名前を与えた、という理解でよいだろう。同日発表されたバックアップ製品の最新バージョンである「Symantec Backup Exec 12」や、障害回復のための「Backup Exec System Recovery 8」も、Symantec Solution for Windowsの構成要素となる。

 同社は、今後もSymantec Solution for Windowsを継続的に強化し、Windows製品全バージョンをサポートすることを明らかにしている。サーバ向けの最新バージョンであるWindows Server 2008には20製品以上が対応する予定となっており、まず本日発表のBackup Exec 12およびBackup Exec System Recovery 8がWindows Server 2008対応でマイクロソフトの認定ロゴを取得している。

VSSスナップショットを統合したBackup Exec 12

 Backup Exec 12は、エンタープライズ向けのWindows対応バックアップ製品として高い評価を得ているBackup Execの最新バージョンで、提供は4月15日から開始する予定。

 メディアサーバ(バックアップ用メディアを制御し、バックアップを実行するサーバ)でWindows Server 2008をサポートし、さらに同OSに最適化された。バックアップ/リカバリ・ソフトウェアとして初のWindows Server 2008認定ロゴ取得製品だという。

 また、Windows Server 2008環境で完全なバックアップを作成するために不可欠となるVSS(Volume Shadow Copy Service)スナップショットも統合され、バックアップのパフォーマンスも向上している。さらに、Windows上の代表的なアプリケーションであるExchange ServerやActive Directory、SharePointに対応したエージェントを用意し、きめ細かなデータ復旧を可能とする「Granular Recovery Technology」も実装された。以前はExchange Serverのみを対象とした「Exchange Retrieveオプション」として提供されていた機能が強化され、さらに対象アプリケーションが拡大したものだ。ユーザー単位などの細かな単位でのデータ復旧を行なうためには、バックアップ作成時点でユーザー毎のバックアップを行なう必要があったが、同オプションを利用すると、全体のバックアップから必要な部分だけを抜き出してリカバリすることが可能になる。

 このほか、WindowsのフェイルオーバークラスタやServer Coreオプション、Active Directory 2008と新しいRead Onlyドメインコントローラ、Windows 2008 File Systemなど、Windows Server 2008で導入されるさまざまな新機能に対するサポートが実装された点が、Backup Exec 12の主な特徴となる。

 価格は、メディアサーバ向けの「Backup Exec for Windows Servers」が15万4200円、Small Businessサーバ向けの「Backup Exec for Windows Small Business Servers Standard」が9万2200円など。

仮想化環境への対応を強化したBackup Exec System Recovery 8

 Backup Exec System Recovery 8は、サーバの迅速な復旧を実現するイメージバックアップシステムの最新バージョンで、Backup Exec 12と同様、いち早くWindows Server 2008認定ロゴを取得している。

 オープン中のファイルも確実に保存できるようVSSスナップショットに対応する点もBackup Exec 12と同様。また、本バージョンでは仮想化環境への対応も強化されており、作成された“リカバリ・ポイント”を仮想環境に変換する“P2V”(Physical to Virtual)、仮想環境を物理システムに変換する“V2P”ではVMware ESX Server、VMware Server/ワークステーションに加え、Microsoft Virtual Serverにも対応する。VMwareとMS Virtual Serverの仮想環境を相互に変換することも可能。

 価格は、Backup Exec System Recovery Server Editionのサーバ単位ライセンスで18万7200円。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算