業務用テレビ会議・ウェブ会議システム市場は拡大傾向、2016年には1600億円を突破

奥山順子

2008-04-15 18:54

 シード・プランニングは4月15日、業務用テレビ会議およびウェブ会議システムの市場動向と将来性を調査し、「2008年版TV会議/Web会議の最新市場とHD化動向」として発表した。

 レポートによると、2005年のテレビ会議・ウェブ会議・音声会議システムの市場規模はわずか191億円だったが、2016年には1600億円を突破する見込み。中でもウェブ会議(SIタイプ)の占める割合は2005年9%だったが、2012年28%、2017年60%にまで普及すると予測している。

 2007年のテレビ会議(専用端末タイプ)の世界市場を見ると、日本市場の約15倍の1270億円となっている。地域別にみると、中国市場が牽引しアジア市場が37%拡大し北米に次ぐ2位となっている。一方、日本市場の割合は6%にとどまっている。

 また、テレビ会議システム(専用端末タイプ)の世界メーカーシェアをみると、台数ではPolycom、金額ではタンバーグが1位となっている。日本のメーカーシェアでは台数、金額ともにPolycomが1位となっている。

 さらに、日本市場でのウェブ会議におけるSIタイプとASPタイプとの売上金額を比較すると2006年はSIタイプが約64%に対し、ASPタイプが約36%だったが、2007年はSIタイプが約62%に対し、ASPタイプが約38%と差が狭まりつつある。

 調査は2007年11月〜2008年3月、国内で業務用テレビ会議・ウェブ会議・音声会議システムを提供するメーカーと、それらを販売するベンダー企業62社を対象に実施したもの。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]