編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

CTC、直流電源対応サーバベンダーRackableと提携--グリーンIT対応を加速 - (page 2)

田中好伸(編集部)

2008-04-17 21:54

 ここ最近、データセンターのエネルギー改善の要求が高まりつつあるが、これは、「IT機器の消費電力増加がデータセンターに深刻な電力問題は発生し社会問題化している」(CTCのデータセンター事業企画室事業開発部部長の唐木眞氏)ためだ。

 1ラックスペースあたりに必要な電力量で比較すると、メインフレーム時代であれば1kVAであったのに対して、IAサーバ時代では4〜6kVAであるという。

 これは、サーバメーカーの技術革新によってサーバが小型化・高集積化してきたという事情によるところが大きい。しかし、それとともに、データセンターを利用する企業ユーザーの事情として、運用コストを削減するために単位面積あたりの処理能力をアップさせてきたという面もある。また、データセンターを運営する事業者側でも、かつてのITバブル期の設備投資を拡大させたツケがいまになって跳ね返ってきているという事情もある。

 「ITバブル期には、データセンター事業者各社はデータセンターを相次いで増床させており、“第1次データセンターバブル”とも呼べる現象になっていました。現在もやはり各社増床を続けており、“第2次データセンターバブル”とも言える状況にあります」(唐木氏)

 これらの結果として、「IT技術を利用してエコ環境を実現するはずが、いつの間にかITにかかるエネルギー使用量そのものが問題化してしまった」(唐木氏)という状況に陥っている。

 唐木氏によれば、「データセンターで消費される電力の内訳には誤解がある」という。「サーバで使用される電力はほとんどがCPUで消費される」とする向きがあるが、実際にはプロセッサで消費する電力は全体の30%であり、約半分がそのほかのところで消費されているのが実態だという。

 また、「データセンターで使用される電力はほとんどがサーバで消費されている」と指摘されることについても、実際には違うという。稼働率によっても違うがサーバとストレージで38〜64%、バッテリバックアップで6〜13%であり、データセンター全体のうち約半分が冷却装置も含めた空調機器で消費されているとしている。

 唐木氏はこうした認識から、「CPUやサーバの高性能・高密度化によって電力問題になっているというアプローチでは不十分」とし、「必要な処理能力に対する全体最適化を行う中での省電力・発熱量削減に対する取り組みが必要」と主張する。

握手 握手を交わすCTC常務執行役員の松澤政章氏(左)とRackable SystemsシニアバイスプレジデントのTony Carrozza氏(中央)と唐木氏

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]