他社製品との差別化は?
「Endpoint Security Full Disk Encryption」は、マシンにあるデータをOSからシステムファイル、データまで完全に暗号化します。
ファイル暗号化などの製品がありますが、この場合、ユーザーがどのデータを暗号化された場所に格納するのかを定義します。自動ではないので、ポリシーの施行が難しくなります。誤って機密情報を暗号化されていないフォルダに入れてしまう可能性もあります。
このようなことから、ディスクを丸ごと暗号化するわれわれのソリューションは透明性があり、自動化もあることから、高いセキュリティレベルを実現しています。
もう1つが包括性です。
プラットフォームでは、Windows、Linux、Macに対応します。Mac対応は数週間以内に発表する予定です。モバイル端末も対応を強化しており、Symbian、Palm、Windows Mobileなどをサポートします。対応はSDカードなどのメディアにも拡大しており、iPhoneなど、マシンに接続するあらゆる機器も含まれます。USB、FireWireなどさまざまなポートもサポートします。非常に包括的なエンドポイントセキュリティといえます。
RSAトークンなどの2つ目の認証手段を導入している企業がありますが、我々はスマートカードやトークンなどもサポートしています。投資を無駄にしません。
データ暗号化分野は注目度が高く、McAfeeによるオランダのSafeBoot買収など、他社も動き始めました。われわれは一歩リードしています。
今後の製品強化について教えてください。
エンドポイントセキュリティの価値がわかった企業からは、個々のエンドポイントセキュリティを単一のクライアントで利用し、中央で一元的に管理したいというニーズが出てきています。Check Pointは現在、VPNやファイアウォールといったネットワークセキュリティ技術をエンドポイントセキュリティと統合できるように開発を進めています。
今年末か来年初めには、これらすべてをエンドポイントで管理できる単一コンソールを発表する見通しです。