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Linuxのディストリビューションを選択する際に検討すべき10項目 - (page 4)

文:Jack Wallen(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2008-04-22 08:00

#9:インストール

 あなたがLinuxの採用を真剣に検討しているのであれば、選択肢は2つあるということを知っているはずだ。すなわち、Linuxがプリインストールされているマシンを販売しているベンダーを探すこと、あるいはLinuxを自身でインストールすることである。あなたにOSのインストール経験がなかったとしても、心配は無用だ。難しいことはない。ある程度の時間はかかるだろうが、現代におけるLinuxディストリビューションはすべて(ごくまれな例外を除き)、インストールはGUIベースのマウス操作だけで行えるようになっているため安心してほしい。また、LinuxにはLive CDという他のOSにはない特徴がある。CDをマシンのドライブに挿入し、そこからブートすれば、インストールをいっさいすることなしにLinuxを試してみることができるのだ。Live CDから起動したLinuxは、ハードディスクにインストールされているものよりも動作速度が格段に遅い(どれくらい遅いかは、あなたのマシンのRAM容量によって違ってくる)ものの、あなたのハードウェアとの(そしてあなたとの)相性を判断するには十分だろう。

 インストールプログラムについては、Linux導入時に発生する可能性のある障害に対処する機能という点で優劣をつけることができる時代もあったものの、現在ではそういった差はほとんどない。私個人としては、Ubuntu(の系統)およびFedoraのインストールがお気に入りだ。こういったディストリビューションのインストールは、他のものに比べて格段に直感的であり、ユーザーフレンドリーであるからだ。

 インストールに乗り気ではないという場合には、Linuxがプリインストールされているマシンを販売しているベンダーを見つければよい。Hewlett PackardDellZonbuEverexを始めとして、オンライン販売を行っているベンダーは数多く存在している。この方法を採ることで、どのディストリビューションがあなたのハードウェアをサポートしているかについていろいろと調べる手間が省けるはずだ。

#10:コミュニティ

 この側面は深遠であるとはいえ、採り上げないわけにはいかないだろう。Linuxは単なるOSというだけではない。Linuxとは、Appleと同様に、コミュニティなのである。Linuxとは自由についてであり、そのコミュニティは自由を尊重する--ただし、その度合いはコミュニティによって異なる。このため、もしもあなたにとってコミュニティ(何か特別なものに属していると感じること)が重要なのであれば、Ubuntuが適しているだろう。そうでない場合には、顧客サービスとサポートの双方でより伝統的なモデルに従った、エンタープライズ寄りのRed Hatを選択することができるだろう。

 これに関連した話題として、サポートについて述べておきたい。Linuxではさまざまなサポート形態が存在している。各ディストリビューションは独自にメーリングリストを運営しており、そこでは幅広い経験レベルを有した、何百人(あるいは何千人)という規模のメンバーが情報交換を行っている。もしもあなたがDIY系の人間なのであれば、この種のサポートはまさにうってつけのものだろう。そして、これは無償なのだ!あなたがDIY系の人間ではないのであれば、しっかしりたサポートパッケージを購入できるSUSE(Novellからのバックアップがある)かRed Hatを使い続けるべきである。コミュニティ主体のディストリビューションを選択した場合でも、何も心配する必要はない。私は何度も、疑問点のあるアプリケーションの開発者らと直接話す機会に恵まれた。そういったコミュニケーションを、例えばMicrosoftやAppleの人間と行おうとしても、そう簡単にはいかないはずだ。Linuxの場合では--やってみるまで判らない。Linuxの生みの親であるLinus Torvalds氏自身とLinuxカーネルについておしゃべりできるかもしれないのだ。私自身も何度かそういった経験がある。

 さあ、これで全部だ。これが、Linuxディストリビューションを選択するにあたって検討すべき10項目である。しかし最終的には、あなた自身がやりたいことにかかっているのだ。そして、それこそがLinuxの本当に素晴らしいところなのである。Linuxでは、ほとんどどのようなレベルに対しても選択肢が用意されているのだ。1つのものに縛られるということはないのである。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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