GoogleがオープンソースのためのCERTを開始

文:Larry Dignan(ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎 2008年05月07日 10時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Googleは米国時間5月6日、オープンソースアプリケーションのセキュリティ問題を解決するためのボランティア集団であるoCERTの詳しい計画を発表した。

 この動きには大きな意義がある。コミュニティに支えられているソフトウェアはバグを持っている場合があるが、それらの脆弱性を発見してくれる人たちも抱えている。問題は、それらの課題を実際に解決する中心的な組織が存在しないことだ。

 Googleのセキュリティブログで、Will Drewry氏は次のように述べている。

 GoogleがoCert(オープンソースコンピューター緊急対応チーム)にスポンサーとして参加することをここに発表する。oCERTはオープンソースコミュニティのセキュリティプロフェッショナルからなるボランティア集団であり、オープンソースプロジェクトに対しセキュリティホールの修正とインシデント対応サービスを提供することを目的としている。oCERTはソフトウェアの作者とセキュリティ報告に関する契約を結び、特に作者や報告者がセキュリティに関する経験を持たない場合などに、デバッグとパッチに関する支援を行うことを目指す。可能な限り、プロジェクトやパブリッシャー、ベンダーとの信頼できる契約を維持し、それに基づいて、問題が生じた場合や問題を解決する修正が提供された場合に通知を行う。それに加え、oCERTはサーバのセキュリティ侵害などのインシデントに対する対応に関し、あらゆる規模のプロジェクトを支援する。

 oCERTが行うのは、企業に対しオープンソースに関するセキュリティ情報のレポジトリを提供することだ。これは、パッチサイクルを調べる時などは便利だろう。Dana Blankenhorn氏は、「GoogleのoCERTに対する後援は、オープンソースの歴史の中で大きな出来事だ」と述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化