日本テラデータは5月14日、データウェアハウス向け超並列処理サーバファミリーに、ハイエンド向けのエンタープライズデータウェアハウスサーバ「Teradata 5550H」、およびデータウェアハウス入門用のアプライアンスサーバ「Teradata 2500」の2機種を新たに追加した。同日より発売を開始している。
ハイエンド向けのTeradata 5550Hは、現行機種に比べ、性能が約50%向上した最上位機種。シングルおよびデュアルシステム構成により優れた可用性を実現する。大量のクエリやアプリケーションが同時に実行されるワークロード環境において、それぞれのサービスレベルを最適化することが可能だ。また、Teradata 5500からのアップグレードや既存の他サーバとの共存など、これまでの投資を生かしつつ、システムの拡張が可能という。そのほか、プロセッサやキャビネットデザインなどの改良により、5年前のTeradataサーバーと比較して電力効率が3倍向上し、設置面積も約75%削減されるなどグリーンITへの対応も考慮されている。価格は、1ノード構成、14.6Tバイトストレージ、Teradataデータベース、基本ユーティリティのライセンス、システム管理ワークステーションを含む構成で、約2億5000万円(税別)より。
エントリー向けのTeradata 2500は、Teradataデータベースと各種ユーティリティを組み込んだ、オールインワンのパッケージハードウェアで、納入後すぐに利用できるシンプルな構成だ。エントリー向けに特化したことで、システムの可用性、同時実行ユーザー数、ワークロード管理、リアルタイム処理などの機能を抑える一方、全件検索や非定型検索などが高速で処理できるよう設計されている。価格は、2ノード構成、19.2Tバイトストレージ、Teradataデータベース、基本ユーティリティのライセンス、システム管理ワークステーションを含む構成で、約1億円(税別)より。