MS開発トップが語る「Windows 7」(後編) - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2008-06-04 07:00

--Windows 7の具体的な機能について語るのは時期尚早な理由は理解できますが、Windowsが成長できる機会はどこにあるか、どう変わるのか、作業に影響を及ぼす機能や要素についてその哲学を語るのには早すぎるのではないかと少し驚いています。

Sinofsky:繰り返しになりますが、私が申し上げたいのは、われわれはさまざまなタイプのユーザーについて話をしており、ユーザーのタイプごとに情報に対するニーズが異なり、互いに責任を果たす方法で取り入れることができるということです。

--私の理解が正しければ、Microsoftが現段階でWindows 7について言えるのは、Windows 7が32ビット版、64ビット版でリリースされることと、今はまだ一部の熱心な支持者のものだけれども、将来的には64ビット版が拡大するということですね。

Sinofsky:64ビット版は今はまだ一部の熱心な支持者向けだとは言っていません。私が言ったのは、Microsoftの熱心な支持者は64ビット版を使うようになるだろうということです。実際、グラフィクスのプロは使っていますし、工業デザインでも使われています。64ビット版の使用に非常に積極的な分野はたくさんあります。

--64ビット版の普及は一般に考えられていたよりも遅いと思いますか。

Sinofsky:現時点ではまだ、多くのドライバが作成されていませんが、新しいハードウェアでは提供されると予想され、ライブラリは次第に充実すると思われます。

--Windows 7についてあなたがおっしゃったもうひとつのことは、Windows 7がVista、Windows Server 2008を土台にしており、新しい機能は搭載されるものの、大々的なテストを必要とする大がかりな変更はないということで、正しいですか。

Sinofsky:そうは言っていません。わたしが申し上げたのは、Windows Vistaは非常に強固な土台、何年も使える土台を特にグラフィックス、オーディオ、ストレージなどのサブシステムで構築したということです。Windows Server 2008はこれを土台に開発され、Windows 7も同様にこれを土台にし続けます。

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