--歴史についてはもう結構。じゃあ、自分の携帯電話でQRコードをスキャンできるの?
QRコードの読み取りソフトウェアを搭載したカメラ付き携帯が必要なんだ。バーコードスキャン用のソフトウェアがあらかじめ導入されている携帯電話もある(この場合も、日本に住んでいれば導入済みの可能性が高いけど、Nokiaもバーコードリーダーに興味を示してきたから、自分のモデルで何が利用できるかを調べてみる価値もある)けど、ダウンロードできるソフトウェアアプリケーションがインターネットで提供されている。でも、どんな携帯電話でもこれらのアプリを利用できるわけじゃないから、期待しすぎないように。
運良く「QRコード対応」電話を持っていたら、後はコードを見つけるだけだ。たとえば新聞や屋外の広告掲示板に印刷されていたら、スキャナアプリを起動して、携帯のカメラを点が並んだ正方形に向ける。読み取りソフトウェアがコードをスキャンして、データが処理される。
QRコードにURLが含まれていれば、そのWebサイトに携帯で自動的にアクセスできるはずだ(長いURLを入力するより間違いなく優れた方法だね)。点の配列に文章メッセージがコード化されている場合もあるだろう。
--すごく先進的に思えるね。実際、QRコードはどこで見つかるの?
どこにいるか次第だね。日本に住んでいるならたくさん見かけるだろう(食料品、ステッカー、ポスター、衣類などに印刷されている)が、イギリスではありふれているとは言い難い状況だ。しかし、少なくともイギリスのある新聞が、読者を最新のニュースに案内するQRコードを紙面に印刷し始めたところだ。
QRコードは以下の画像のようなもの。隅にある小さな正方形の識別マークに注目してほしい。
flickrでざっと検索すると、興味深い(とっぴな?)QRコードの使用例がいくつかヒットする。Tシャツや、特大のイヤリングまである。
ロンドンで外出したときに、下のような2次元バーコードを見つけた。ボクスホールにあるクラブの外の広告掲示板にねじ止めされていたこれは、QRコードではなく、Data Matrix(データマトリクス)と呼ばれる別の種類の2Dコードで、格納される文字数が少ないんだ。