マイクロソフト、ゲイツ氏のあとがまには何人必要?

文:Mary Jo Foley(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:菊地千枝子 2008年06月25日 07時57分

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 Microsoftが2005年にRay Ozzie氏を採用したときには、Ozzie氏はMicrosoftの最高技術責任者(CTO)3人のうちのひとりであった。2006年にMicrosoftの当時の最高ソフトウェアアーキテクト(CSA)であるBill Gates氏は、このCSAのたいまつをOzzie氏に譲り渡したのであった。

 しかしOzzie氏はGates氏の唯一の後任者ではない。Gates氏のCSAの役割は、Ozzie氏と最高研究戦略責任者(CRSO)のCraig Mundie氏との間で正式に分かれている。

 MicrosoftのChannel 9ウェブサイトに米国時間6月23日に掲載されていた新しい動画インタビューのなかで、Gates氏は今月Microsoftの常勤を退いた後に同氏の後を継ぐ第3のグループのリストを付け加えた。Gates氏はChannel 9のCharles Torre氏に、MicrosoftのTechnical Fellowsグループもまた、自身の退任により産み出される技術的リーダーシップのすき間を埋めるのを助けるだろうと伝えていた。

 ということは24人のメンバー――Ozzie氏、Mundie氏、そしてMicrosoftのTechnical Fellowsが22人――が技術面ではGates氏の後がまとして必要となりそうだ。

 Gates氏はTorre氏に、MicrosoftのTechnical Fellowsコミュニティは「本当のエキスパート」であると伝えた。Gates氏の知名度がこのFellowsたちの影を薄くする結果をもたらしていたという。同氏の退任は新たに「彼らの仕事の重要性をみなが知る機会」を作り出すだろうとGates氏は述べた。

 普段はおとなしいグループであるTech Fellowsからもっと公に話を聞けたら興味深いだろう。(なかには他と比べるともっと積極的に発言しているメンバーも数人いる。Windowsの第一人者であるMark Russinovich氏や「C#」の父といわれるAnders Hejlsberg氏などだ。

 このリストのなかには、ぜひ取材をしてみたいと思う人物が何人かいる。なかでも以下のメンバーだ:

Dave Cutler氏:Microsoftでは「VMS」「Windows NT」、そして64ビットのオペレーティングシステムの父といわれる人物。同氏はMicrosoftのLive Meshプラットフォームに取り組むオールスターチームに属しているといわれる。Live Meshは以前はWindows Live Coreへの取り組みとして知られている。

David DeWitt氏:最も新しいTech Fellowであり、MicrosoftのData and Storage Platform Divisionで作業している。DeWitt氏の新しい役割は、MicrosoftのJim Gray Systems Labを創設し、主導することである。

Gary Flake氏:Yahoo Research Labsの元トップであり、Microsoftの研究とWindows Liveの組織を組み合わせたLive Labsの創設者でありディレクターである。Flake氏の責務はMicrosoftのウェブサイトによると「MSNポータル、ウェブ検索、デスクトップ検索、商用検索の取り組みの技術ビジョンと将来の方向を定める」ことであるという。

John Shewchuk氏:Microsoftのウェブサイトによると、Shewchuck氏は「Project Zurichのアーキテクチャと戦略チームを率いる。これらのチームはMicrosoftの.NETアプリケーションの開発技術をインターネット「クラウド」に延長することに注力している」という。(Microsoft Zurichに関するさらなる詳細はここを参照。)

Burton Smith氏:Smith氏はパラレルおよび高パフォーマンスのコンピューティングにおける同社の取り組みを拡大する責務を担っている。

Mike Toutonghi氏:Toutonghi氏は現在、Advertising Platform Architecture Teamを率いている。このチームは「Microsoftのプラットフォーム資産、技術、取り組みのアーキテクチャルデザインと統合に注力している。」同氏はMicrosoftとは長いことくっついたり離れたりの関係にあり、最初に同社に加わったのは「Windows 95」カーネルの作業に携わるためであった。

 この24人がGates氏のあとがまとなることができると思うか?それともこの3年間ひっそりと影をひそめていたOzzie氏が今度は表に出て、Microsoftのテクノロジーの顔となると思うか(あるいは願うか、祈るか)?

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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