AMD、第2四半期決算を発表--ハンドヘルドおよびデジタルTV事業から撤退へ

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一 2008年07月18日 11時35分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 AMDの業績不調が続いている。

 AMDは米国時間7月17日、第2四半期決算(2008年4月-6月期)を発表した。その中で同社は、ハンドヘルドおよびデジタルTV事業からの撤退を明らかにしている。これまで数四半期もそうだったようにAMDは多額の損失を計上した。第2四半期の損失は12億ドルだった。

 12億ドルという数字は一見さほど悪くないように見えるが、実際には厳しい数字だ。ハンドヘルドおよびデジタルTVプロセッサ用のグラフィックチップの製造事業から撤退するため、AMDは一時的費用として資産減損費用8億7600万ドルを計上しており、これが損失の大半を占めている。

 この費用は、AMDが2006年に54億ドルでATI Technologiesを買収したのに伴う営業権評価損に関連している。営業権評価損という会計用語は、今回の場合「過払いした額」を意味する。AMDはATI買収で32億ドルを営業権に充てていたが、以前のATIコンシューマーチップ事業の切り離しに伴い、現在はバランスシートから営業権25億ドルを償却している。

 しかし一時的費用を除いても、AMDはプロセッサやグラフィクス事業などの「継続事業」で2億6900万ドルの損失を出している。この数字は、同事業による前年同期の損失5億3100万ドルより若干改善されているが、2008年下半期で黒字にするという目標に向けて、AMDにはまだまだ課題が山積している。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
経営

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化