夏休みこそTOEIC対策を考えてみよう--エリック松永の英語道場(6) - (page 3)

エリック松永

2008-08-11 08:00

Step2:答え合わせ&チェック

 次に答えを見ながら答え合わせをします。できたら右の問題番号の上にマルやバツをします。そして解説を読み理解します。

 これを繰り返しても良いのですが、英語道場では体に覚えこませるためにもうひとひねりします。

Stap3:例文ノート作成&暗記

 新しいノートを買いましょう。ノートはカッコイイものを選びましょう。結構、ノートを選ぶだけでも気分が盛り上がります。ノートを買ったら、ノートの中央に線を引きましょう。そして、チェックした問題の文章を左に、その訳文を右側に書きます。

 次に、英文を声を出して読みましょう。読みながら頭で日本語訳を思い浮かべます。日本語訳をするなという人もいますが、まずは日本語訳を頭に思い浮かべてください。地道に同じ文章を何十回と繰り返すうちに、日本語訳ではなくイメージで想像できるようになるはずです。英語を読んで日本語訳がイメージできるようになったら、逆に日本語訳から英文を書いてみましょう。

 Step3は地道な作業ですが、これは野球選手の走りこみやお相撲さんのシコのように全ての英語の基礎を築きます。1冊の文法書のエッセンスを吸い尽くしましょう。

 身体に覚えさせるコツは、書いて、発声することです。それを何度も繰り返します。筆者の場合、ノートに文章を書き込んだ時、最初は英文を5回を繰り返して発音し、日本語を頭に浮かべます。次に日本語を見ながら、5回英文を書き、発声します。身についたかどうかを確認するために、同じことをできれば次の日にも行い、1週間後に今度は日本語訳を見て英語を書きます。その時に英語が書けなければ、1回目と同じく英文を5回声に出して読むところからやり直します。1冊の文法書を勉強したといえる基本ラインは、この作業を繰り返し、1冊につきトータルで3回トレーニングすることです。

 繰り返しますが、これは走りこみと同じです。単調なトレーニングになりますが、ここで手を抜くと必ずどこかで伸び悩むことになります。最初はかなりつらい作業ですが、慣れてくればチェックも短時間で終わります。

 筆者は、年始の恒例行事としてお正月に今でも「新・英文法頻出問題演習」を上記の方法でチェックしています。体が覚えているのでほとんど時間はかかりませんが、たまに気になる所が出てきます。余裕があるので、もっと深い部分で疑問がわくことがあるのです。そこまでくると、調べるのも楽しくなります。詳しく解説した文法書で調べると、さらなる発見があるのです。そこまで余裕が出てきたら、詳しい文法書を持ってもいいでしょう。筆者のお勧めは、ベタではありますが江川泰一郎著の「英文法解説」(金子書房)。そして、またノートが増えるわけです。

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