#4:グラフィックなログインではなくテキストベースのログインを使用する
私が使用しているほとんどのLinuxマシンは、レベル5ではなくレベル3で起動するようになっている。これによってテキストベースのログインモードとなるため、私はそこでログインし、「startx」コマンドを用いて好きなデスクトップを起動している。グラフィックなログインを選択することでロード時間が長くなるだけではなく、X Window Systemで問題が発生した時に、その復旧に頭を悩まされることになるためである。
#5:軽量のディストリビューションを使用する
重量級のFedoraをロードするのではなく、GentooやArch、Puppy Linuxといったディストリビューションを使用してみてはどうだろうか?こういった軽量のディストリビューションは重いFedoraと比べると(そしてUbuntuと比べた場合であっても)起動時間が格段に短い。大規模なディストリビューションの中ではOpenSuSEが最速の起動時間を謳っているが、私自身はその速さを実際に確認したわけではない。FedoraとUbuntuの最新版同士を比較すると、UbuntuがFedoraよりも圧倒的に速く起動するのだ(そしてこれは何のチューニングも行っていない状態での比較である)。
#6:オープンソースのBIOSを使用する
あなたがPCのファームウェアをアップグレードできるだけのスキルを有しているのであれば、オープンソースのBIOS(例えばOpenBIOS)への移行を検討してみてはどうだろうか。オープンソースのファームウェアを使用することで、Linuxの起動時に(BIOSに頼ることなく)ハードウェアを直接初期化できるようになるのだ。また、多くのオープンソースBIOSはあなたのマシン固有のニーズに合うよう設定することもできる。オープンソースBIOSを使用しないという場合であっても、BIOS設定を変更し、ありもしないフロッピードライブを検索させないようにしたり、(CDドライブではなく)プライマリハードディスクから直接起動するようにできるはずだ。
#7:DHCPプロトコルを使用しない
家庭用のネットワーク(あるいは小規模企業のネットワーク)を稼働させており、IPアドレスを固定にしても構わないというのであれば、静的なIPアドレスを使用するよう設定しておくのがよいだろう。これであなたのマシンは、起動時にIPアドレスをDHCPサーバに問い合わせないようになる。なお、この方法を採用する場合、/etc/resolve.confにあるDNSサーバのアドレス設定を修正し忘れないようにする必要がある。