#8:可能であれば、ホットプラグ機能を削除する
ホットプラグが有効化されていると、新たなデバイスをプラグインするだけで即座に使用できるようになる。あなたのサーバにこういった機能が必要ないというのであれば、削除してしまえばよい。そうすることで起動時間が短縮される。多くのシステムでは、起動時間の大半がホットプラグの処理に費やされているのだ。ホットプラグ機能の削除方法は、あなたの使用するディストリビューションによって大きく異なってくる。備考:たいていの場合、ホットプラグ機能はudevによって置き換えられているはずである。しかし、あなたの使用しているディストリビューションが古いものである場合には、この項目が当てはまるだろう。
#9:Initngを試してみる(「本当の」勇気を持ち合わせている人向け)
Initngシステムはsysvinitシステムの代替であり、Unix系OSの起動時間を劇的に短縮するものと期待されている。Initngシステムを試用してみたい場合、PingwinekのライブCDを利用することができる(ライブCDのイメージはここからダウンロードすることができる)。
#10:Debianの裏技を使う(Debianユーザー限定)
Debianを使用しているのであれば、起動スクリプトを変更し、並列処理を行わせるようにするという裏技を使うことができる。/etc/init.d/rcスクリプトを見てもらえれば、24行目あたりに「CONCURRENCY=none」と記述された行があるはずだ。これを「CONCURRENCY=shell」に変更すると、起動時間が短縮されるはずである。
以上だ。もちろん、もっと良い方法が他にもあるだろう。しかし、ここで挙げたものでほとんどのことがカバーされているはずである。しかも幸いなことに、あなたはすでにLinuxを使用しているため、起動時間の長さに対する不満は、再起動を行う頻度の低さによって和らげられているのだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ