Appleのウェブサービススイート「MobileMe」が米国時間8月11日、再びダウンし、多くのユーザーに影響した。
MobileMeのサービスのうち、「MobileMeメール」が約2時間に渡ってアクセス不可能な状態に陥り、11日に入ってから、われわれの手元には多くのユーザーから、メールにアクセスできないという報告が入った。Appleのサイトに掲示されたMobileMeのSystem Status Recent HistoryやTwitterのリアルタイム検索機能で調べてみても、これらの報告が事実であることが分かる。さまざまな報告によると、MobileMeのほかのサービスは正常に稼働していたという。
11日の障害で影響を受けたのは、ウェブ、iPhone、デスクトップの電子メールアプリケーションで利用されるIMAPの3種類のフロントエンドを介したアクセス。同様の障害が7月中旬に起きたときには、Appleは無料トライアルおよび有料サービスを利用するユーザーに対し、30日間の無料利用期間を提供することにした。
システムの障害で注目を集めることになってしまった同サービスだが、MobileMe Status Blogは7月29日以来更新されていない。同ブログは、MobileMeの既知の問題について、状況を報告するために立ち上げられた。Appleの障害に関する情報交換は、Apple Discussionsで行われており、何十ものスレッドには、情報不足や生産性の低下についての不満が書かれている。
このたびの障害の影響がまだ解決できていないユーザーのために、Appleは専用の顧客向けチャットサービスを設けている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ