アップルの「MobileMe」でまたもやサービス障害

文:Josh Lowenson(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-08-12 11:29

 Appleのウェブサービススイート「MobileMe」が米国時間8月11日、再びダウンし、多くのユーザーに影響した。

 MobileMeのサービスのうち、「MobileMeメール」が約2時間に渡ってアクセス不可能な状態に陥り、11日に入ってから、われわれの手元には多くのユーザーから、メールにアクセスできないという報告が入った。Appleのサイトに掲示されたMobileMeのSystem Status Recent HistoryTwitterのリアルタイム検索機能で調べてみても、これらの報告が事実であることが分かる。さまざまな報告によると、MobileMeのほかのサービスは正常に稼働していたという。

 11日の障害で影響を受けたのは、ウェブ、iPhone、デスクトップの電子メールアプリケーションで利用されるIMAPの3種類のフロントエンドを介したアクセス。同様の障害が7月中旬に起きたときには、Appleは無料トライアルおよび有料サービスを利用するユーザーに対し、30日間の無料利用期間を提供することにした。

 システムの障害で注目を集めることになってしまった同サービスだが、MobileMe Status Blogは7月29日以来更新されていない。同ブログは、MobileMeの既知の問題について、状況を報告するために立ち上げられた。Appleの障害に関する情報交換は、Apple Discussionsで行われており、何十ものスレッドには、情報不足や生産性の低下についての不満が書かれている。

 このたびの障害の影響がまだ解決できていないユーザーのために、Appleは専用の顧客向けチャットサービスを設けている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]