#3:wicdを使用することで無線ネットワーク設定の悩みから解放される
無線ネットワーク設定に関する問題に悩んだ末に、サーバラックに頭を打ち付けることが何度あったことか。Linuxと無線ネットワークの相性は、近年まであまり良いものではなかった。しかし、そういった状況は過去のものとなりつつある。最近のディストリビューションでは、無線ネットワークカードの検出が簡単になっている。現在の問題は暗号化である。
こと暗号化が絡んできた場合、Linux用の無線ネットワークツールには問題を抱えているものが多い。しかし、wicdというツールはそういった問題の面倒を見てくれるのである。これによってWPAやWPA2といった暗号化無線ネットワークへの接続が簡単になるのだ。さらに、驚くほど使いやすいwicdのGUIによって、悩みの種が1つ消えることになるのである。
#4:iptables用のフロントエンドをダウンロードし、インストールする
Linuxを使っているというだけの理由でネットワークが安全であると思い込んではいけない。それでも何らかのセキュリティ対策が必要となるのだ。そして、Linuxで実現できる最高のセキュリティ対策がiptablesであるというわけだ。iptablesの唯一の問題は、(特に初心者にとって)取っつきにくいということだ。幸いなことに、iptables用の素晴らしいGUIフロントエンドがいくつか存在している。その中でも最もよくできているのがFirestarterだ。このフロントエンドはiptablesの操作をシンプルなものにしてくれるため、学習が大変そうだからという理由でセキュリティ対策を避け続けなくてもよくなるのである。
#5:コマンドラインツールを使えるようになる
事実に直面しよう:Linuxを使っているのであれば、ネットワークの再起動が必要となり、GUIツールを利用できないという状況にも遭遇するはずだ。そのような場合には、/etc/rc.d/network restartでネットワークが再起動できるということを知っていれば、問題が解決する。もちろん、ネットワーク関連のコマンドラインツールがこれだけであるというわけではない。他にもdhclientやtraceroute、samba、ping、netstatなどを知っておくべきだろう。