#9:/etc/interfaces(Ubuntuの場合)や/etc/sysconfig/network-scripts(Red HatやFedoraの場合)について知っておく
こういったファイルには、各ネットワークインタフェースの情報が記録されている。そしてファイルの記述フォーマットは以下のようになっている。
auto lo iface lo inet loopback auto eth0 iface eth0 inet dhcp auto eth1 iface eth1 inet dhcp auto eth2 iface eth2 inet dhcp auto ath0 iface ath0 inet dhcp auto wlan0 iface wlan0 inet dhcp上記を見ていただくと判るように、すべてのインタフェースがdhcpに設定されている。これは私が持ち歩いているノートPCの設定であるため、dhcpが必須となっているのである。しかし、もしも私が毎回同じ場所で有線のインタフェースを用いることになった場合はどうなるのだろうか?その場合には、以下のように(Ubuntuの場合)、eth0インタフェースに情報をハードコーディングすることになる。
iface eth0 inet static address 192.168.1.10 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255 network 192.168.1.104 gateway 192.168.1.1あるいは(Red HatやFedoraの場合)
DEVICE=eth0 BOOTPROTO=static BROADCAST=192.168.1.255 IPADDR=192.168.1.10 NETMASK=255.255.255.0 NETWORK=192.168.1.104.0 ONBOOT=yes
上記の設定例においても、あなたのネットワークやデバイス特有の部分は置き換える必要がある。
#10:Sambaの設定時にsmbpasswdを忘れないようにする
クライアントがSambaの問題で私のところに来る場合、その原因はほぼ間違いなく、smbpasswdを用いてユーザーとパスワードを追加していないというものである。この作業を行わないと、ユーザーはSambaサーバの認証を行うことができないのだ。そして、smbpasswdを用いて新規ユーザーを追加する際には、以下のように-aを付加する必要がある。
smbpasswd -a ユーザー名
Enterキーを押下した後で、ユーザーパスワードを(2度)尋ねられる。注意:この作業を行うには、sudoコマンドを使用するなどして、root権限を取得する必要がある。
これら10個のティップスによって、Linuxネットワークのさまざまな設定が容易に行えるようになるはずである。今後、コマンドラインを使わざるを得なくなったり、iptable用のGUIフロントエンドを使う必要が出てきたとしても、あなたはそういった状況に対処できるようになっているはずだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ