「IE8 Beta 2」で見つかった問題点--公開から一夜明け

文:Robert Vamosi(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-08-29 13:41

 Microsoftが「Internet Explorer 8(IE8)」のBeta 2をリリースしてから1日が経過し、CNET Newsには同バージョンのインストールや、非対応サイトやサービスについて読者からの警告が寄せられている。ベータソフトウェアにはありがちなことだが、今回はMicrosoft自身のサービスにも問題が見つかっているようだ。

 Microsoftもこれらの問題の一部を認めている。米国時間8月27日付けのブログでは、IEの開発者たちが、Windows XP Service Pack 3(SP3)にIE8をインストールした場合、Service Packをアンインストールしない限り、ブラウザをIE7にダウングレードできないという問題について説明している。確かに、32ビット版か64ビット版かも含め、Windowsのバージョンにより、ブラウザのインストールや削除にはいくつかのステップを踏まなければならない。たとえばWindows Vistaを使用している場合、IE8 Beta 2を入れる前にSP1を適用する必要がある。

 IE8のBeta 2で明らかになった問題はサポート技術情報949787で確認できる。ここには「ClearType」や「Windows Live Mail」「Hotmail」における問題や、検索を利用したときに発生するさまざまな問題が報告されている。

 ユーザーから報告された問題のうち最も厄介なのが「Windows Live Meeting 2007」に関連するものだろう。CNET Newsでは、ウェブベース版とクライアントダウンロード版の双方とも、IE8 Beta 2に対応していないことを確認した。またIE8 Beta 2が備える互換性対応機能を使っても、この問題は解決できない。

 このほかにもユーザーからは、Netflixのオンラインストリーミングサービス「Watch Now」へのアクセス時に問題が発生するという報告が寄せられている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2023年OTサイバーセキュリティの現状レポート--75%の組織が過去1年間に1回以上の侵入を経験

  2. セキュリティ

    サイバーセキュリティ強化に向けてマイクロソフトが示す実践的な指針を紹介

  3. セキュリティ

    5分でわかる「AWS WAF」--基礎知識から運用で陥りやすい3つの落とし穴までを徹底解説

  4. セキュリティ

    最前線で活躍するトップランナーと本気で考える、これからのサイバーセキュリティ

  5. 経営

    ガートナーが指南、迅速な意思決定を促す「AI」活用を実践する3つの主要ステップ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]