Microsoftは、開発コード名をそのまま製品名として次期Windowsをリリースする。
同社幹部のMike Nash氏がブログで述べたところによると、Windowsの次期版は開発コード名である「Windows 7」のままでリリースされる予定だという。リリースは現在、2009年末〜2010年初めとされている。
「簡単に言えば、Windowsの7回目のリリースだから『Windows 7』ということだ」
Microsoftは、10月末に予定されるProfessional Developer Conference(PDC)で、開発者に同ソフトウェアのプレベータ版を提供する予定。
Nash氏は、「わたしの場合、新製品のリリースで最も心が弾むのは、その製品を世界に向けて最初に開示する直前の時期だ。数週間すれば、われわれは、PDCとWinHECで、このリリースについて詳細に説明する。両カンファレンスの参加者には『開発者向け』プレベータを配布し、われわれがしてきたことを初めて広く深く見てもらうことになる」
Nash氏は、Windows 7のままとするのは「平易であるから」だという。
「Windowsの名称については、これまでずっとわれわれはさまざまなアプローチをとってきた」とNash氏は述べ、「『Windows 3.11』などのようにバージョン番号を使ったり、『Windows 98』のように年を使ったり、『Windows XP』や『Windows Vista』のように『希望を込めた』名前を付けたりしてきた。しかし、毎年Windowsの新版を出しているわけではないから、西暦はあまり意味がない。同様に、まったく新しく『希望を込めた』名前を付けるというのも、われわれがやろうとしていることに対して妥当ではない。われわれはWindows Vistaに込めた希望にしっかりと根ざし、次世代Windowsに向けてWindows Vistaのプラットフォームテクノロジに対する取り組みを発展させ洗練させようとしているからだ」と語った。
Windows 7に関して同社はほとんど何も明らかにしていないが、エンジニアリングチーフのSteven Sinofsky氏は5月のインタビューでドライバ構造と基盤はVistaと同じものを使用すると述べている。また、同社は、マルチタッチ機能についても述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ